・プロ野球でよく聞くリリーフってどういう意味なの!?
・野球を見てて、セットアッパーとかワンポイントリリーフとか用語が多すぎてわからない!
・今、プロ野球のリリーフピッチャーで代表的な選手を教えてほしい
今回の記事では、上記の3つの悩みを解消していきます。
本記事でわかること
- リリーフとは
- リリーフという考え方ができた時期
- リリーフを起点に勝ちパターンが確立された背景
- リリーフの種類を図解で徹底解説
- リリーフ最強投手4選
記事の本筋に入る前に、私の自己紹介をしておきましょう。
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そこで今回の記事では、プロ野球でよく聞くリリーフの意味について解説しつつ、記事の後半ではリリーフをさらに分類した際のそれぞれの用語の意味や、代表選手を紹介していきます。
それでは、最後までお付き合いください。
目次
リリーフとは
あなたが仮にプロ野球をテレビで見ているときに、「リリーフ」という単語を聞いて意味がすぐに言えますか?
もしさらっと言えるのなら、あなたは正真正銘のプロ野球オタクですね。(わけわかめ)
その話は置いといて、意外とリリーフの意味がわからないという方が多いような印象を持っています。
Yahooの知恵袋を見ても、リリーフについて質問している方が多かったりもします。
リリーフの意味を簡単にいうと、先発ピッチャーの後に投げるピッチャーのことを指します。
リリーフの意味をいうのは簡単なのですが、問題なのはそのリリーフをさらに役割ごとに分けた時ですよね。
リリーフをさらに分けると、全部で5つありますからね。
これについては記事の後半で解説するので、閉じずについてきてくださいね。
リリーフという考え方ができたのは最近
実はリリーフという考えが広がったのは結構、最近だったりします。
例えば、現代のプロ野球では先発ピッチャーが通算で200勝すると、名球会入りといって偉大な選手として称賛されます。
しかし、一昔前は先発したピッチャーが、1回から9回まで投げ切るのが普通で、それを何度も繰り返していました。
その結果、金田正一氏はピッチャーとして通算400勝というとんでもない数字を残しました。
この記録に関しては、リリーフピッチャーという考えが広がった現代プロ野球において破られることはないでしょう。
話を戻すと、このリリーフピッチャーという考えが本格的になってきたのが、2005年あたりですね。
次で解説する、勝ちパターンというものができてからですね。
リリーフを起点として勝ちパターンという考え方もできる
このリリーフという考えをさらに地位を上げて、広めていったのが勝ちパターンの確立ですね。
具体的には、2005年阪神タイガースが優勝したときに活躍したJFKという勝ちパターンですね。
これはどういう意味かというと、JFKはそれぞれ選手の頭文字(ジェフ・藤川・久保田)をとったもので、7回から順番に1人ずつ投げていきます。
このような勝ちパターンという考えが広まっていったことで、よりリリーフピッチャーが重要視されるようになりました。
リリーフの種類を図解で徹底解説
リリーフについての解説はまだこれだけでは終わらず、さらに分けていくと全部で5つあります。
図で表すと、下記のとおりです。
リリーフをさらに分けていくと上記の通りになります。
それでは、この5つの役割についてそれぞれ深掘りしていきます。
抑え(クローザー)
抑えピッチャーは主に9回を投げていくピッチャーで、別名クローザーとも言われています。
しかし、9回に投げるというのは勝っている試合でなおかつ3点差以内の場面に限ります。
抑えピッチャーがどれだけ試合を締めることができたかを表す数字として、「セーブ」というものがあります。
先発投手でいう「勝ち」にあたるものなんですけど、抑えピッチャーにもおういうものがあります。
そして、セーブがつく条件が「3点差以内で勝っている試合」であるからです。
これが、抑えピッチャーの定義になります。
詳しくは下記の記事で解説しているので、合わせてお読みになると理解が深まります。
セットアッパー
セットアッパーとは、抑えピッチャーの前に投げる投手のことを言います。
投げる場面は、勝っている試合の7,8回や同点の場面ですね。
セットアッパーは結構しんどい場面で投げさせられることが多くて、抑えピッチャーほど役割や場面が固定されていないので、投げる試合も多くなります。
詳しい解説は下記の記事でしていますので、合わせて読んでいただくとより理解が深まります。
ワンポイント(ワンポイントリリーフ)
ワンポイント(ワンポイントリリーフ)とは、打者1人だけに対して投げるピッチャーの事です。
具体的には、左ピッチャーにワンポイントの役割の投手が多く、これについては左打者には左投手をぶつけるのがいいという理論から来ています。
ワンポイントの詳細については、別の記事で解説しているので、合わせてお読みになると理解が深まります。
敗戦処理
敗戦処理とは少し言葉が汚いですが、負け試合に登板する投手のことを言います。
投げる場面としては、この試合は負け試合だから早く試合を終わらせようというような場面ですね。
また、このような場面だとあまり緊張するような場面ではないので、2軍から上がってきた若手投手を試したり、故障した選手の調整登板と言ったような位置付けで投げさせることもあります。
加えて、このような場面でもしっかりと結果を残すことができれば、監督やコーチの信頼が厚くなり、勝ち試合での登板も期待できます。
なので、ピッチャーとしては例え負け試合でも決して手を抜ける場面ではないですよね。
また、敗戦処理についてもっと詳しく知りたい方は、下記の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
ロングリリーフ
ロングリリーフとは、その名の通り、長いイニングを投げるリリーフピッチャーのことを言います。
ロングリリーフで使われる場面としては、先発ピッチャーが早い回で降りたときやアクシデントがあって登板しなければならない場面などが挙げられます。
ロングリリーフは結構、便利屋みたいな位置付けでとらえられていることが多く、先発も中継ぎ(リリーフ)もできると言ったような投手ではないとできない役割になってます。
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リリーフ最強投手4選
最後に、日本プロ野球界でリリーフにおける代表的な選手を挙げていきます。
これは結構、悩みに悩み抜いたのですが、私が思う代表的なリリーフ投手は下記の4人ですね。
- 藤川球児(阪神タイガース)
- 山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)
- 浅尾拓也(元中日ドラゴンズ)
- 山口鉄也(元読売ジャイアンツ)
それでは、上記の4人の選手をそれぞれ解説していきます。
藤川球児(阪神タイガース)
リリーフ投手の地位を上げたJFKの勝ちパターンの一角を担っていた選手です。
打者の手元で浮き上がるストレートが魅力で、「火の玉ストレート」とも言われています。
山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)
横浜DeNAベイスターズの抑えでもあり、日本代表の抑えでもある選手になります。
ツーシームという打者の手元で落ちる球と150km/hを超える速球を武器にDeNAの抑えとしての地位を確立しています。
ツーシームの具体的な解説については、下記に記事で詳しく解説しています。
浅尾拓也(元中日ドラゴンズ)
2018年シーズンをもって引退した選手ですが、全盛期のストレートは先ほど紹介した藤川選手にも劣らないものでしたね。
また、顔もイケメンなので、女性ファンからもとても人気な選手でしたね。(この解説はいらないかも🤭)
山口鉄也(元読売ジャイアンツ)
山口選手の2017年に現役を引退した選手になるのですが、このピッチャーもなかなか打てない投手でしたね。
全盛期は、ジャイアンツでスコット鉄太郎(マシソン・山口・西村)という勝ちパターンの一角で活躍しました。
また、9年連続60試合以上登板というとんでもない記録も打ち立て、怪我をほとんどしない投手でもありました。
【野球用語】リリーフとは?意味や種類、最強投手を解説!:まとめ
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それでは、今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- リリーフとは、先発の後に投げるピッチャーのことである。
- リリーフの中にも、細かく分けると全部で5つある。
- 一気に全部覚えるのではなく、一つずつ覚えていきましょう。
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球用語やルールについて多数の記事を投稿しています。
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今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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