・野球でクローザーってよく聞くけどどういう意味なの?
・クローザーを任される選手ってどんな特徴があるの?
・プロ野球で代表的なクローザーの選手って誰がいるの?
今回の記事では、上記の3つの悩みについて答えていきます
本記事でわかること
- クローザーの意味とは!?
- クローザーに適任なピッチャーの特徴
- 歴代最強クローザー三選
野球観戦をしているとクローザーという単語をよく聞きますが、あなたは実際の意味を理解していますか?
そして、噛み砕いて分かりやすく人に教えることができますか?
クローザーは、また違う単語でも言い回されたりすることも多くあるので、意外と正しい回答を言える人は少ないはず。
今回の記事では、クローザーについてあらゆる角度から解説していこうと思います。
記事の本筋に入る前に、私の自己紹介をしておきましょう。
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
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目次
野球でクローザーとはどういう意味!?【詳しく解説します】
野球観戦をしているときによく聞くクローザーとは、正式な言葉で言うと、抑えを意味します。
また、クローザーはリリーフの役割の1つで、わかりやすく図に表すと下記のようになります。
また、リリーフについては別記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みになると理解が深まります。
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そして、クローザーは最後を締めるということから「ストッパー」と言われることや炎上しかけた火を消す役割を表す「火消し(fireman)」とも言われています。
先発完投型→投手分業制に変わる
これは投手の歴史みたいな話になるのですが、クローザーができたのは結構最近だったりします。
そして、そもそも投手の役割がどんどん細かくなっていった背景には、高校野球みたいな1人の投手が最後まで投げると言ったことに意を唱える人がいました。
その方の名前は、当時中日ドラゴンズの監督を行っていた近藤貞雄監督と言います。
近藤監督は、このような1人の投手を酷使するような選手起用を変えるために、投手分業型というやり方を打ち出しました。
このような流れから、現代に続くクローザーやセットアッパーというような投手分業制で作られた役割ができていくのです。
クローザーを評価する指標として「セーブ」がある
クローザーを評価する数字として「セーブ」というものがあります。
クローザーは、基本的に3点差以内で勝っている状態で9回に登板し、しっかりと点差を守りながら勝つことができると、その選手にセーブが与えられます。
セーブが与えられる条件については、下記の通りになります。
セーブを記録するためには、まず以下の条件を全て満たす必要がある。・勝利投手の権利を*持たない*こと(セーブよりも勝利が優先)。
・勝利チームの最後の投手*として登板すること。
・1/3イニング以上の投球回*を記録すること。
・同点・逆転を許さず、リードを守り切り試合を終了させること(同点にされた時点でその投手のセーブの権利は消失し、後で味方が勝ち越し点を奪って勝利した場合は、最後に投げていた投手が勝利投手になる。逆転されてそのまま敗北した場合は敗戦投手になる)。その上で、以下の条件を1つ以上満たした場合にその投手にセーブが記録される。・ 登板時のリードが3点以内で1以上*イニング 投げること 登板時の状況が迎える打者2人に を打たれたら同点または逆転される状況* 本塁打であること。この場合は、イニング数(アウトカウント)は関係しない。
・つまり、登板時に無走者であればリードは2点以内、1人いれば3点以内、2人なら4点以内、満塁なら5点以内が条件となる。
・その投手が*3イニング以上*投げていること。この場合は、リードを保ってさえいれば何点差でもよい。
出典:Wikipedia
そして、そのシーズンで一番セーブ数が多い選手に与えられる、セーブ王という賞もプロ野球界にはあります。
つまり、このセーブ王を獲得した選手はそのシーズンで一番緊迫した試合を締めるができた投手であることがわかります。
クローザーの難易度は高い
クローザーはとても難しいですね。
1度や2度投げたぐらいで成功できるポジションではないですね。
何が難しいかというと、後で説明するのですが、クローザーは多くの要素を求められがちだからです。
しかし、たまに1年目からクローザーとしてポジションを任されて、活躍する選手がいますね。
例えば、横浜DeNAベイスターズのクローザーである山崎康晃選手ですね。
山崎選手は1年目からクローザーを任されており、そのポジションを不動なものにしました。
クローザーは基本的には適性もあるのですが、何年か下積みの時代を経て与えられるポジションになります。
しかし、最近は山崎選手のように適正があれば、1年目から任してもらえるという例もあるので、時代は変わりつつありますね。
野球でクローザーに適任なピッチャーの特徴とは!?
クローザーを任される投手には共通点があり、これらがないとクローザーで活躍していくのは難しいですね。
その共通点は全部で5つあり、具体的には下記の通りです。
- メンタルが強い
- 決め球がある
- 連投のスタミナがある
- フィールディングがいい
- ボールが速い
それでは、上記の5つをそれぞれ深堀していきます。
メンタルが強い
クローザーは、メンタルや精神面が強くないとやっていけません。
なぜなら、試合を締める役割を任されて、なおかつ3点差以内の場面ですからね。
3点差なんてちょっとミスしたり、バタつくとすぐに追いつかれてしまう点差ですからね。
クローザーはそんな場面でも顔色変えずにクールに抑えていく必要があります。
そのためには、メンタル面で強くないとつとまりませんね。
決め球がある
「しっかりとこれだ」という決め球がないと、クローザーで成功するのは難しいですね。
なぜなら、クローザーは9回の頭から登板するだけではなく、ランナーがいる場面で途中登板をすることもあるからです。
特にランナーがいる場面で、バットに当てられるとヒットではなくても、エラーを引き起こしたり、点を与えてしまうこともあります。
そして、その1点が致命傷になりかねないということもあり得ます
これらを防ぐためには、バッターに当てさせないことが大事で、つまり、三振に取ることが必要になってきます。
そして、三振に取るためには決め球となる変化球が必要ですね。
変化球の種類については下記の記事で解説しているので、詳しく知りたい方はこの記事を読みましょう。
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この決め球を持つことが、クローザーになるための絶対条件と言っても過言ではないですね。
連投のスタミナがある
クローザーに限らず、リリーフピッチャー全体にあてはまるものになりますが、連投できるスタミナが必要です。
おおげさにいうと、毎日投げられるほどのスタミナが欲しいということですね。
リリーフピッチャーは基本的にいつ投げるかかは分からないので、常に準備しておく必要があります。
そして、いつ投げるのか分からないということは、自分が投げる日が毎日かもしれないし、2日に1回かもしれないし、というように不規則なんですよね。
これをクローザーに当てはめると、セーブがつく条件で試合が進んでいる時は、常に準備して投げる用意をしなければなりません。
なので、極端な話シーズンすべての試合がセーブのつく条件なら、クローザーは準備して投げないといけません。(監督の配慮は多分ある)
このように、クローザーは連投できるスタミナもないと務まらないですね。
フィールディングがいい
フィールディングとは、捕球や送球などの守備動作のことを言います。
そして、フィールディングが良いということはそれらの動作が上手であるということです。
例えば、フィールディングが上手いとは、下記の動画のようなことを言います。
クローザーには、このような要素が求められます。
クローザーが登板する場面で、仮にノーアウトでランナーを出すとほぼ確実にバントでランナーを進めるという作戦に相手チームが出るので、しっかりと処理ができないといけません。
このことから、フィールディングが上手ではないと、クローザーを任せるのは難しいですね。
ボールが速い
これは絶対に必須というわけではないですが、クローザーを任されている投手はボールが速い投手が多いですね。
ボールが速いと他の変化球も生きるので、そのことからボールが速い投手がクローザーに選ばれる傾向がありますね。
また、クローザーはリリーフの中で一番いいピッチャーをもってくるので、たまたま共通点としてボールが速いピッチャーが多かったというだけかもしれません。
あくまで、持ち合わせていたらクローザーとして有利になるというぐらいでいいでしょう。
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プロ野球で代表的なクローザーの選手は誰!?
プロ野球界の代表的なクローザーを選ぶなら、私の中で候補が3人います。
具体的には、下記の3人ですね。
- 岩瀬仁紀(元中日ドラゴンズ)
- 藤川球児(阪神タイガース)
- デニス・サファテ(福岡ソフトバンクホークス)
それでは、上記の3人をそれぞれ解説していきます。
岩瀬仁紀(元中日ドラゴンズ)
現在は引退されていますが、中日ドラゴンズのクローザーといえば、岩瀬投手ですね。
岩瀬投手といえば、代名詞の高速スライダーですよね。
動画を見ていただけたらわかると思いますが、全盛期の高速スライダーは相手打者のバットになかなか当たらないですよね。
また、セーブ数も400セーブを超えているということで、クローザーといえばこの人というぐらいの印象はありますね。
藤川球児(阪神タイガース)
私のひいきチームである阪神タイガースのクローザーになります。
リリーフ投手の地位を上げたJFKの勝ちパターンの一角を担っていた選手ですね。
打者の手元で浮き上がるストレートが魅力で、「火の玉ストレート」とも言われています。
このストレートがなかなか当たらなくて、対戦した打者が口々に「ボールがホップする」という表現をするほど、すごいストレートを投げます。
そして、2020年現在も阪神タイガースのクローザーとして活躍しています。
火の玉ストレートについての解説記事
デニス・サファテ(福岡ソフトバンクホークス)
福岡ソフトバンクホークスのクローザーを務めているサファテ投手。
阪神タイガースはセ・リーグでソフトバンクはパ・リーグなので、そんなに対戦はないのですが、マジですごい投手ですね。
出てきた瞬間から、相手チームにいい意味で絶望を与える投手と言っても過言ではないですね。
最近は少し怪我をしがちという印象があるので、またあの剛球を見たいですね。
【野球用語】クローザーとは!?適任の投手の特徴なども徹底解説!!:まとめ
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今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- クローザーは、勝っている試合の9回に出てくるピッチャーのこと。
- クローザーに必要な要素は全部で5つある。(記事の本文にあるとおり)
- リリーフの中で、クローザーの難易度は上位クラス。
- クローザー=チームの顔みたいなところがある。
クローザーについて少し複雑でわからなかったという方は多かったと思います。
しかし、今回の記事を読むことで、意味から現在活躍している選手まで幅広く理解できたはず。
野球観戦において、このような野球用語の理解は必須であり、これができると一段と野球観戦を楽しむことができます。
これは私の経験論から話しているので、多くの人が当てはまることだと思います。
そこで、今後より野球観戦を楽しんでいきたいと思っている方は、わからない野球用語を調べて理解することをオススメします。
本ブログでも多くの野球用語の解説記事を書いているので、用語が分からなくて困っているあなたの助けになれば嬉しいです。
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今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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