
最近、よく身近でノーステップ打法という言葉をよく聞くのですが、どのような打ち方なのでしょうか。また、ノーステップ打法のメリットやデメリットについても知りたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事でわかること
- ノーステップ打法とは
- ノーステップ打法のメリット
- ノーステップ打法のデメリット
- ノーステップ打法を習得するコツ
近年、野球界で流行っている打ち方であるノーステップ打法。
本記事では、ノーステップ打法の意味から打ち方のコツまでどこよりも詳しく解説していきます。
記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。
信頼性の担保
- 草野球歴9年
- 当サイト(プロ野球観戦の巣)で290記事以上を執筆
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
ノーステップ打法とは!?


結論から言うと、ステップをしない打ち方のことを指します。
具体的には、以下のようなバッティングフォームです。
基本的に、打者はバットをスイングする前にステップを踏んで勢いをつけてからスイングをします。
しかし、ノーステップの場合は上記の動作がなくなり、下半身の力や体重移動で打球を飛ばす形になります。
一昔前は、結構珍しい部類の打撃フォームだったのですが、近年ノーステップ打法に挑戦する打者が多くなっていることで、目にする機会も多くなってきました。
メジャーリーグでもノーステップ打法を取り入れている選手も多く、その影響が日本にも波及しているかなと個人的には考えています。
ノーステップ打法のメリット


結論から言うと、大きく3つあります。
具体的には、以下の通り。
- ボールを長く見やすくなる
- 軸がブレにくくなる
- 変化球への対応力が増す
上記の3つを深掘りしていきます。
ボールを長く見やすくなる
先ほども書きましたが、基本的に打者はステップを踏んでからスイングするのがオーソドックスです。
このステップの動作は、ボール飛ばす上で非常に大事な要素なのですが、デメリットとしてボールが多少見づらくなってしまうといったことが挙げられます。
しかし、ノーステップの場合、そのステップという動作を排除できるため、最後まで長くボールを見ることができます。
ボールを長く見ることで、ボールのコンタクト率であったり、選球眼を向上させることにつなげられます。
軸がブレにくくなる
ステップという動作は、形によっては身体の軸がブレてしまうケースがあります。
右打者なら左足を上げる際のバランスであったり、踏み込んだ後の体重移動。
ボールに対する目線など、これらにズレが出てしまうと軸のブレにつながりやすいです。
しかし、ノーステップの場合は、ある種無駄な動作をキレイさっぱり無くした打法とも言えるので、軸のブレが起きにくいと言えるでしょう。
変化球への対応力が増す
これは、1つ目のメリットにも通じるものになります。
ボールを長く見ることができるので、ボールに対するアプローチはよりしやすくなります。
なので、予想していたボールではない場合でも対応できる可能性がグッと増します。
例えば、直球待ちで変化球が来た場合とかですかね。
このような場合、通常の打ち方なら対応が非常に難しいのですが、ノーステップの場合だとボールをギリギリまで引きつけて打つことで、際どいボールはカットして逃げることができます。
なので、ある意味ノーステップ打法をベースにして打つというよりかは、2ストライク追い込まれた後に通常の打ち方からノーステップに切り替えるという選手も中にはいます。
実際、僕もこのタイプでノーステップにしたことで際どいボールはファウルで逃げられるようになりました。
ノーステップ打法のデメリット


結論から言うと、大きく3つあります。
具体的には、以下の通り。
- 体重移動がしづらい
- タイミングが取りづらい
- 体幹が強くないとそもそも習得できない
上記の3つを深掘りしていきます。
体重移動がしづらい
ノーステップ打法は、体重移動がめちゃくちゃしづらいです。
ステップ付きの打ち方だと、ステップして踏み込む動作が体重移動につながるので、スムーズにできるかと思います。
しかし、ノーステップ打法だとステップする動作がないため、自分で下半身の体重移動を意識しないと、なかなかスムーズな体重移動は実現できません。
タイミングが取りづらい
先ほど、ステップの話をしましたが、このステップの動作は体重移動につながる動作であり、タイミングを図る動作でもあります。
しかし、そのステップの動作がノーステップ打法にはないため、なかなかタイミングが取りづらいです。
体幹が強くないとそもそも習得できない
上記2つにつながる話ですが、タイミングが取りづらかったり、体重移動がしづらかったりするので、その不足分をどこかで補う必要があります。
それが、体幹の強さです。
体幹が強い人には非常にノーステップ打法はおすすめですが、そうではない人は習得するのが難しいかなと思いますね。
しかし、私のようにホームランを何発も打つような打者ではない場合だったり、ヒット狙いで十分という選手は、多少フィジカルに自信が無くても成り立つ気はします。
逆に、ホームランを打ちたい選手でノーステップ打法取り入れたい選手は、フィジカルの強さは必須ですね。
ノーステップ打法を習得するコツ


ここまで、ノーステップ打法についてあらゆる角度から解説してきました。
本記事を読んでいる人の中には、ノーステップ打法をぜひとも自分のものにしたいという方もいるかと思います。
習得難易度は高めではありますが、コツを抑えることで習得は可能です。
具体的には、以下の2つの点を抑えるといいでしょう。
- 筋力トレーニングやランニング等で体幹を鍛える
- 打撃練習でノーステップ打法と取り入れる
まずは、上記2つを取り入れて練習に取り組んでみましょう。
現在、エンゼルスで活躍している大谷翔平選手もノーステップ打法を取り入れたことで、成績が劇的に向上しました。
そして、大谷選手がノーステップ打法を取り入れることに成功できたのも、フィジカルの強さがあったからこそです。
詳しくは、以下の動画をご覧ください。
なので、もしあなたがノーステップ打法にこれから取り組むのであれば、ぜひ上記2つを抑えた上で、ノーステップ打法習得に取り組んでみてください。
それでは、この辺りでまとめに入ります。
ノーステップ打法とは!?メリットやデメリットは!?ボールが飛ばない!?:まとめ
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
- ノーステップ打法とは、「ステップをしない打ち方にのこと」を指す
- ノーステップ打法のメリットは、「ボールを長見くやすくなる」「軸がブレにくくなる」「変化球への対応力が増す」の3つ。
- ノーステップ打法のデメリットは、「体重移動がしづらい」「タイミングが取りづらい」「体幹が強くないとそもそも習得できない」の3つ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、今回の記事のように、さまざまなバッティング技術について惜しみなく発信しています。
以下にぜひ本記事と合わせて読んでいただきたい記事をまとめておきますので、ぜひ読んでみてください。
バッティングノウハウ記事
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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