野球ファンです。ふと気になったのですが、野球ファンの人数ってどれくらいの規模になるのですか!?また、この先野球ファンは増えていくのでしょうか!?野球に詳しい方に教えていただきたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事でわかること
- 【球団別】セ・リーグ観客動員数ランキング
- 【球団別】パ・リーグ観客動員数ランキング
- 今後、野球ファンの人数は増えていくかについて
日本での野球人気は非常に根強いものがありますが、実際はどれくらいなのでしょうか。
今回は、プロ野球の観客動員数を参考にしつつ、野球ファンの人数や今後の推移について解説していこうと思います。
記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。
信頼性の担保
- プロ野球観戦歴16年
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
目次
【最新版】野球ファンの人数はどれくらいなのか!?【リーグ別】
野球ファンの人数を理解する上で、プロ野球の年間観客動員数の把握は必須です。
そこで、ここではファンの人数がどれくらいなのかを観客動員数で参考にしつつ、解説していきます。
具体的には、リーグ別で分けながら2020年の各球団の観客動員数を見ていきましょう。
【球団別】セ・リーグ観客動員数ランキング
上記は、2020年の各球団の観客動員数をまとめてみたものです。
今季は、無観客試合のあったため、試合数と入場者数が激減しています。
そのため、あまり参考にならないかもしれません。
そこで、2019年の【球団別】セ・リーグ観客動員数ランキングも合わせてみておきましょう。
やはり、阪神と巨人は1試合平均の観客動員数は抜きん出ていますね。
また、他球団を見ても1試合平均はほぼ球場が満員になる数を示しています。
加えて、注目したいのが広島と横浜DeNAの集客力ですね。
長くプロ野球を見ている方なら分かると思いますが、この2球団は2000年台中盤あたりは成績が芳しくなく、集客にも非常に苦戦していました。
しかし、広島に関しては2016年〜2018年にわたって三連覇を達成。
また、”カープ女子”に代表されるように、女性ファンを含む新規のプロ野球ファンを囲い込むことに成功。
その影響で、集客力は順調に伸びていますね。
そして、広島と同様に横浜DeNAもファンが足を運びやすいような環境を構築しています。
「観客動員数を増やし続ける日本プロ野球。その秘密を横浜DeNAベイスターズに探る|LEXUS ‐ VISIONARY(ビジョナリー」にも書いているように、スタジアムの改修工事や席数を増やしたこと。
そして、中畑元監督やラミレス元監督の貢献が非常に大きかったですね。
こういった感じで、セ・リーグは阪神と巨人だけではなく、それら以外の球団の企業努力が非常に目立つ印象です。
野球ファンの人数としても、2019年を見る限り自宅観戦の方を含めると、非常に多いように思えます。(※ダブり等があるので、一概には言えない)
【球団別】パ・リーグ観客動員数ランキング
反対に、パ・リーグの方はというと上記のような感じ。
パ・リーグもセ・リーグと同じく無観客試合の時期があったため、参考程度にしておくのがいいでしょう。
では、2019年シーズンの観客動員数はどうだったのでしょうか。
具体的には、下記の通り。
2019年と2020年同様に、ソフトバンクが圧倒的に集客数が多いことがわかりますね。
また、セ・リーグとパリーグと比べると、まだまだ観客動員数に差はあるものの、徐々に差は縮まっているのかなと思います。
一昔前は、パ・リーグの試合を見る人なんてそもそもいなかったですからね。
各球場、閑古鳥が鳴いているのは当たり前でした。
しかし、それをここまで持ってこれたのは、パ・リーグ全体の企業努力に他ならないですね。
最近は、SNSやオンラインコンテンツを通じて、選手の素顔やトレーニング映像等を積極的に発信しようと努めています。
また、パ・リーグTVという公式戦配信サービスは、パリーグの各球団が共同して作られたプラットフォームです。
そのため、パ・リーグはなんとかして自分たちの野球を多くの人に知ってもらおうという企業努力が垣間見えます。
これは、非常に素晴らしいことだと思いますね。
野球ファンの総人口は2500万人以上!?
上記を踏まえた上で、野球ファンの人数はどれくらいなのでしょうか。
厳密な数字を出すのは難しいですが、ざっくりとした人数を出すと2500万人以上と言えるでしょう。
この数字は、先ほど紹介した2019年の観客動員数を全て足した数です。
具体的には、26536962人であることがわかりました。
しかし、この数字にはダブりや自宅観戦者の数などが含まれていないため、正確な数字ではないです。
ですが、野球ファンの数は非常に多いと言うことだけはわかっていただけたのではないかと思います。
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今後、野球ファンの人数は増えていくのか!?【問題点や改善策】
ここまで読んだ方は、こういった疑問を持つのではないでしょうか。
この問いの答えとしては、YESかNOどちらでもないと言うのが答えですね。
と言うのも、新規の野球ファンを今後継続して囲い込む上でさまざまな問題があるからです。
セ・リーグ各球団の団結が必要
数字上は、セ・リーグの集客力は非常に強く見えるかもしれません。
しかし、これがいつまで続くかは不透明です。
広島や横浜DeNAのように、各球団が色々と改善していこうという努力はしっかりと見えます。
が、セ・リーグの場合は球団間の連携というものがあまり見えないんですよね。
これが、後々響いてきてしまうのかなと思ったりもしています。
これを印象付ける問題として、DAZN問題が挙げられます。
DAZN問題に関する記事はこちら
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反面、パ・リーグはこういった横のつながりや連携がしっかり取れています。
セ・リーグがもっと球団間の連携やプロ野球を盛り上げようという姿勢が見えてくるようになると、新規の野球ファンをさらに増やすきっかけになるのではないかと思いますね。
日本のプロ野球がアメリカナイズ化しているのはどうなのか!?
これは、日本プロ野球全体の問題ですね。
例えば、ワンポイント禁止や統一球、コリジョンルールなどはメジャーリーグを参考に作られたルールです。
メジャーリーグを参考にしたことで、一定の成果をあげたものはもちろんあります。
しかし、そうすることで、日本プロ野球独自の個性が消えてしまっているのではないかとも思ってしまいます。
最近では、2番打者に強力なバッターを置く風潮がありますが、これもぶっちゃけどうなんかなとも思ったり。(完全否定ではないです。)
あくまで私個人の意見ではありますが、少しアメリカ野球を参考にしすぎてしまい、野球離れが起きてしまわないかなと心配になっています。
野球ファン全体の構造にも1つ疑問符がある
これについては、「【悲しみ】野球ファンはにわかにめっちゃ厳しい【全にわかファンが泣いてます】」でも解説しました。
というのも、野球ファンは新規のファンにめっちゃ厳しいイメージがあるんですよね。
みんながみんなそうではないですけど、そんな感じがします。
ネット上でも、至る所でよくレスバトルが繰り広げられています。
こんなものを新規の方が見てしまうとどういった気持ちになりますかね。
絶対、息苦しいと思うんですよ。
また、どこのファンでもそうですけど、「歴=立場が上」みたいなところがありますよね。
そして、歴が浅い人が少し声をあげて意見を言うと、「にわかだ!!」と烙印を押されて潰されてしまう。
こういった実情があったりします。
これだと、なかなか新規の野球ファンが心の底から楽しめる環境は作れないですよね。
なので、こういう構造を少しでもなくしていくためにも、野球ファン1人1人が寛大な器も持つ必要があるのかなと思いますね。
結論:みんなでより良いものを作り上げなければならない
長々と脱線しながら書いてきましたが、結局は野球をする当事者だけではなく、野球に関係する全員がもっと良くしていこうと言う意識が必要かなと思います。
NPBで言うと、NPB全体がどうやったらファンを楽しませられるかを考える。
セ・リーグは、球団間の連携を強めていく。
ファンはファンで、歴関係なくいろんな意見を言い合える環境を作る。
お互いに分け隔てなく接することができる器を持つなどなど。
こういったことができれば、これまで以上に盛り上がるスポーツになるのかなと思います。
野球をこれからも盛り上げていくためには、個々だけではなく、全体で連携して盛り上げていこうという姿勢が必要ではないでしょうか。
【最新版】野球ファンの人数はどれくらいなの!?将来的には衰退する!?:まとめ
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それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- 野球ファンの人数は全体で少なくとも2500万人以上であると予想できる。
- パ・リーグ各球団のネットを通じた発信のおかげで集客力が向上している。
- 野球ファンの人数を増やしていくためには、野球界全体の協力が必須。
2020年シーズンは、一定期間無観客試合があったことで、前年度と比較すると集客は下がっています。
そのため、例年とは条件が違うと言うことはありますが、阪神や巨人、ソフトバンクといった球団の集客力は非常に素晴らしいです。
しかし、個人的にはまだまだ集客力の向上は見込めるのかなと思います。
パリーグでは、各球団が協力してYoutubeチャンネルを開設したり、SNSやオンラインコンテンツを通じてもっとプロ野球を広めようという姿勢が垣間見えます。
その反面、セ・リーグはなかなかこの辺りがうまくいってない感じが否めないです。
個々の球団で見ると、広島や横浜DeNAなどはグッズのクオリティを上げたり、球場施設の改善を行ったりとファンファーストの取り組みを行なえています。
しかし、球団間の連携が取れていない印象なので、もっと横のつながりを深めて欲しいなと個人的には思っています。
それができるようになると、野球ファンの数もどんどん増えていくのではないかと思いますね。
それでは、今回の記事はこの辺りで終わろうかと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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