ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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こんにちは、ヒロトニンです。
先日、下記のようなツイートをしました。
このツイートでは最近のプロ野球界で行われた改革について思いつくだけ挙げてみたものです。
今回のトピックは、歴代のプロ野球改革案に含まれている統一球の導入について解説していきます。
具体的には、以下の通り。
記事の本筋に入る前、私の自己紹介しておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
統一球とは、その名前の通り統一された公式球を意味しています。
もう少し詳しく言うと、プロ野球の公式戦で使われるボールを全12球団同じ材質にしたものを言います。
この統一球が導入されたのが2011年になるのですが、それまでは各球団異なるボールを使っていました。
それもあってか、2010年の日本プロ野球では打高投低と言われ、打者の成績がとんでもなく上がることとなりました。
打順 | 守備 | 選手名 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中 | マートン | .349 | 17 | 91 |
2 | 二 | 平野恵一 | .350 | 1 | 24 |
3 | 遊 | 鳥谷敬 | .301 | 19 | 104 |
4 | 三 | 新井貴浩 | .311 | 19 | 112 |
5 | 一 | ブラゼル | .296 | 47 | 117 |
6 | 左 | 金本知憲 | .241 | 16 | 45 |
7 | 捕 | 城島健司 | .303 | 28 | 91 |
8 | 右 | 桜井広大 | .272 | 9 | 30 |
上記は、2010年阪神タイガーススタメン選手の打撃成績を表にしたものです。
ほとんどの選手が、好成績を残していることがわかります。
このように、2010年のプロ野球は「飛ぶボール」と言われていて、阪神タイガースに限らず多くの野手が好成績残していました。
それを変えようとして導入されたのが統一球であります。
2011年以降、統一球にシフトしていくのですが、プロ野球界全体で長打や本塁打数が激減したことから、統一球のことを「飛ばないボール」であったり、当時のコミッショナーが加藤良三であったことから、「加藤球」とも呼ばれています。
それでは、プロ野球の統一球が導入された理由について解説していこうと思います。
結論、大きく2つあります。
それでは、この2つの理由をそれぞれ深掘りしていきます。
今回の記事の最初のところでも書いた通り、統一球の本来の目的の一つに公式球を揃えると言う意味がありました。
この統一球が導入されたのが2011年からでしたが、それまではセ・リーグとパ・リーグでそれぞれ使っているボールが違っていました。
それによって、この球団が使っているボールは飛びやすいけど、あの球団のが使っているボールは飛びにくいと言うようなことがあり、公平性が保てないという議論がされるようになりました。
そして、2010年のプロ野球では「飛ぶボール」と表現されているように、当たればピンポン球のように飛び、多くの打者が最高成績を残すこととなりました。
これを受けてNPB(日本プロ野球機構)は公式球の改革に乗り出して、全12球団のボールを統一するという結論を出しました。
日本プロ野球に統一球が導入された理由は、これが一番大きいかもしれませんね。
統一球が導入されたのが2011年になりますが、その2年後の2013年にはWBC(ワールドベースボールクラシック)が控えていました。
また、日本と海外で使っているボールが違うため、国際試合で海外の国と対戦したときに、日本人選手がうまくボールに適応できないと言う事例が過去に多くありました。
このようなことがあり、日本プロ野球にも統一球を取り入れていこうと言う流れになったようです。
その際に日本独自でボールを作るのではなく、海外のボールの材質に合わせることで、日本人選手が国際試合で違和感なく試合ができるようにするという目的もありました。
ここまで、統一球について色々と解説してきましたが、その後日本プロ野球はどのように変わっていったのでしょうか。
その後のプロ野球界では大きく2つのことが起きてしまいました。
それではこの2つの事を詳細に解説していこうと思います。
2010年日本プロ野球界では「飛ぶボール」と言われていて、打者の成績が飛躍的に伸びました。
しかし、2011年から統一球が導入された事で前年とは一変して打高投低から極端な投高打低に変わってしまいました。
それはなぜかというと、ボールがこれまで高反発であったのが低反発に変わったからです。
また、当時の統一球について「明らかにメジャーの球のほうが飛ぶ」と証言した選手もいたぐらい、統一球は飛ばなかったようです。
プレシーズンマッチではメジャーのチームが守備の時にはメジャーの公式球を、日本チームが守備のときには日本の統一球を使った。そのため巨人と阪神の各打者はメジャー球を打つことになったのだが、「明らかにメジャー球の方が飛ぶ」という複数の選手の証言を聞いた。
また、この飛ばない統一球によって選手生命を縮めてしまった選手も中にはいました。
元巨人小笠原道大氏と元中日の和田一浩氏です。2人の成績を見ていたいと思います。
年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|
2009年 | .309 | 31 | 107 |
2010年 | .308 | 34 | 90 |
2011年 | .242 | 5 | 20 |
2012年 | .152 | 0 | 4 |
年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|
2009年 | .302 | 29 | 87 |
2010年 | .339 | 37 | 93 |
2011年 | .232 | 12 | 54 |
2012年 | .285 | 9 | 63 |
この2人は日本球界を代表するバッターで統一球が導入されるまで素晴らしい成績を残していました。
しかし、統一球が導入された2011年からの成績を見てみると明らかに打撃成績が下がっていることがわかると思います。
この2選手のように、日本プロ野球界では統一球の影響で打者にとって極端に不利な状況が作られてしまいました。
統一球による飛ばないボールは2011年から2012年にわたって使われていましたが、2013年から突如飛ぶボールに変わることとなります。
実際には本来の反発係数の数値に戻したということが正しいのですが、これまでが飛ばなさすぎてそのように錯覚したのかもしれませんね。
しかし、この反発係数の調整をNPB側は公に宣言をせずに勝手に調節をして、そのボールを公式戦で使うこととなります。
そしてNPB側はボールを制作しているミズノ社に統一球の問い合わせに対して「何も変わっていない」というように口封じしたとされています。
何も知らない選手や視聴者の方々は大混乱ですよね。
何もわざわざ隠れてすることでもないのにと思っちゃいそうですが、これには背景があります。
それは2012年の途中にNPB側はボールの検査をしたときに反発係数の基準値よりも下の数値が出てしまったことに関係しています。
つまり、2012年の公式戦のボールは違反球で試合をしていたということになります。
このような背景があり、NPB側は公にはしたくないという心理が出て、このような流れに至ったと思います。
仮に、隠蔽をせずに公の場でしっかりと「反発係数を変えた」と発言をすればこのようなことにはならなかったかもしれませんね。
統一球によって成績が悪化した選手が多かった中、キャリアハイの成績を残した選手も中にはいます。
“おかわり君”の愛称で親しまれている中村剛也選手です。
統一球導入前後の成績を見てみましょう。
年度 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
---|---|---|---|
2010年 | .234 | 25 | 57 |
2011年 | .269 | 48 | 116 |
統一球が導入された2011年にキャリアハイとなる成績を残し、統一球の影響を全く感じさせない活躍を果たしました。
プロ野球界全体が統一球によるホームラン数減少に苦しんでいる中、48本という数字はさすがと言わざるを得ないですね。
統一球が導入された2011年より前からずっとプロ野球を見てきているので、この時期にどんな野球が展開されていたのかしっかりと記憶にあります。
そんな私が統一球が導入された頃のプロ野球を見て感じたのは、この頃の野球はとてもつまらなかったですね。
これについては下記のようにツイートしてます。
個人的に野球を見ている中で打撃戦か投手戦どちらが好きかと言われたら、投手戦の方が好きです。
しかし、この頃の野球は投手戦というよりかは動きがなさすぎて、野球本来の面白さというものが欠けていたように思えます。
今でこそ統一球の反発係数などの問題は改善されていますが、またこの頃の何の動きのない野球を永遠と見させられるのはもうごめんですね。
それくらい当時の野球は面白くありませんでしたね。
統一球導入から10年以上経った現在、プロ野球界はどのようになっているでしょうか?
統一球についてフォーカスを当てると、先日以下のようなニュースがありました。
「2024年に統一球のメーカーさんとの契約が新しくなる。オープンコンペの準備を進めています。現在4社」
【NPB】24年からの統一球はオープンコンペで決定へ : スポーツ報知
「秋から、キャンプ、練習の時に実際に4社のボールを使っていただいて、投げた、打った感覚を選手の皆さんに確認していただく作業をしながら、24年からの統一球については決めていく」
2024年シーズンから統一球がオープンコンペ方式に変わるようです。
つまり、4社の統一球を事前に選手たちに確かめてもらい、シーズン本番にどの統一球にするか判断するというもの。
統一球導入当時は、NPBが独断で決めている部分が大半であったため、混乱している選手が非常に多かったです。
今後、オープンコンペ方式を採用していくのであれば、2011年や2012年にあった極度な投高打低といったようなことはほとんどなくなるかもしれません。
それでは今回の記事の重要ポイントを改めて確認していきたいと思います.
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球用語やルールについて多数の記事を投稿しています。
以下の記事では、当サイトで解説した野球用語やルールについてまとめているので、こちらもぜひご拝読ください。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
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