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過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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・日本ハムが行ったオープナーってどう言う戦術なんだろう?
・オープナーの発祥はどこの球団なんだろう?
・オープナーのメリットとデメリットを知りたい。
今回の記事では、上記の3つの悩みについて答えていきます。
最近のプロ野球では、オープナーという新たな戦術が話題になりました。
オープナーの発祥はアメリカの大リーグになるのですが、この先日本でも数多く見ることになる戦術になりそうです。
そこで、オープナーの意味をしっかりと理解しておくことで、より野球観戦の幅が広がり、楽しめることができます。
記事の本筋に入る前に、私にポジションを明らかにしておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
※音声ラジオで本記事の内容を聞きたい方は下記からどうぞ。
本来の役割が、リリーフである投手が先発として起用されることを言います。
リリーフについての意味がわからないという方は、下記の記事で解説しているので、合わせてお読みになると理解が深まります。
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また、オープナーは大体リリーフが投げる1,2回をメドに次の投手にバトンを渡すことが多いですね。
そして、オープナーの次に投げる投手は、本来の先発投手が投げる場合もあれば、また違うリリーフピッチャーが投げる場合もあります。
このオープナーの派生として、ブルペンデーという戦術もあります。
ブルペンデーとは、すべてのイニング(回)をリリーフピッチャーでつなげていくことを言います。
オープナーの発祥は、MLB(メジャーリーグ)のタンパレイ・レイズというチームになります。
2018年シーズン、レイズは先発不足に悩まされていて、それを解決するためにオープナーという戦術を生み出し、活用しました。
タンパベイ・レイズ は 2018年シーズンにオープナーを実験的に採用し、5月19日の ロサンゼルス・エンゼルス戦で初めてそれを実行した。その試合でオープナーとして起用された投手はクローザーの セルジオ・ロモだった。 ロモは5月22日と23日にもオープナーとして起用されたが。 レイズはオープナーの採用後に平均防御率が減少し 、5月19日以降の防御率3.50はリーグ2位の数値であった。オフに主力が抜けたことで、開幕前には苦戦が予想されたチームの最終成績は90勝72敗と大きく勝ち越し、 ワイルドカード争いでは3位だった。レイズは マイナーリーグの傘下チームでもオープナーを採用した。
出典:wikipedia
また、レイズがオープナーを使って成功したことで、ドジャーズなどもオープナーを使うようになり、MLB(メジャーリーグ)に広まることとなりました。
MLB(メジャーリーグ)だけではなく、日本プロ野球でもオープナーを使う動きがあります。
それは、栗山監督率いる北海道日本ハムファイターズですね。
栗山監督は、大谷翔平選手が在籍した際に二刀流という育成プランを作り出して、話題になりましたよね。
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そんな、新しいことをどんどん取り入れようとする栗山監督は、もちろんオープナーも取り入れています。
(パ・リーグ、西武2-7日本ハム、4回戦、2勝2敗、1日、メットライフ)日本ハムの令和最初の勝利は、継投策がズバリとハマった。
「やってやろうと思った。いつも通り抑えることを心がけました」と今季初先発の堀。4月28日の中継ぎ登板から中2日で2回1/3を投げ、2安打1失点で降板した。
この日の先発まで救援で10試合に登板していた左腕は三回、左手人さし指の皮がはがれて緊急降板となったが、役割は果たした。
今季の日本ハムは、救援投手が先発で短いイニングを投げ、2番手以降で先発投手が投げる「オープナー」を採用。敗れた試合もあったが、2番手以降の投手も粘投し、開幕27試合目で初めて成功した。
オープナーを使った直後、ファンや評論家から批判を浴びることが多くありましたが、私は新しいことを取り入れようとする姿勢は素晴らしいと思いますね。
日本では、前例のない戦術にはなるのですが、このように栗山監督がこの戦術を使っていき、成功体験を積むことで他の球団も取り入れるということも増えてくるでしょう。
オープナーを使うことで、メリットだけではなく、デメリットも同じように存在します。
それでは、オープナーのメリットとデメリットについてそれぞれ深堀していきます。
オープナーのメリットは大きく3つあります。
それでは、上記の3つのメリットをそれぞれ解説していきます。
プロ野球の試合は、9イニングとあるのですが、その中でも初回が一番失点する可能性が高いです。
昨シーズンはセ・リーグ(520得点、531失点)、パ・リーグ(481得点、470失点)ともにイニング別では、2番目に大きく差をつけて1回が最多だった。MLBと同じくデータ上、1回は「先発投手に任せてはいけないイニング」になっているのだ。
先ほども理由を推測したが、長い野球の歴史が始まった瞬間から「1回は1番から」と決まっている。
理由としては、上記に書かれているように、初回は1番から必ず始まるからですね。
1番から始まることをプロ野球界では好打順といい、一番得点の取りやすい理想の打順であります。
そこに、オープナーとしていいリリーフ投手を持ってくることで、失点する確率を減らすことができます。
先発投手は初回に失点することも多くありますが、打順の3周り目に失点することも多くあります。
なぜなら、3周もすればプロの野手はタイミングを合わせることができ、打つことが容易になるからですね。
そこで、オープナーとして複数回イニングをこなしてくれば、次に投げる先発投手(第二先発)は3周り目まで対戦する可能性はグッと下がります。
その結果、先発投手(第二先発)の負担を減らすことができます。
オープナーは、本来先発投手が少ないチーム向けに作られた戦術になります。
具体例としては、先ほどあげた2018年のタンパレイ・レイズが当てはまりますね。
先発が少ないチームにとっては、このオープナー制はとても画期的な戦術であると思いますね。
それでは、反対にオープナーのデメリットを見ていきましょう。
それでは、上記の3つのデメリットをそれぞれ解説していきます。
オープナーは、ピッチャーの酷使に繋がりますね。
オープナーが投げるイニングは大体3回以内なので、ぶっちゃけ次の日の試合を投げることもできます。
また、オープナーは本来リリーフなので、単純な仕事量的にオープナー+リリーフとなるので、労働量は多くなりますよね。
その結果、ピッチャーの酷使がたびたびある傾向にありますね。
オープナーが投げるイニング(回)は大まかにいうと、1~3イニングになります。
また、オープナーを活用していく際には、オープナーの後を受ける投手のシミュレーションをしっかりと行った上で監督は送り出していく必要があります。
しかし、そのオープナーが期待通りの役割を果たせないと、監督が事前に考えたプランが崩れることになります。
そうなると、オープナーの後に投げる投手のやりくりが難しくなり、これが投手の酷使につながることとなります。
また、オープナー自体が新しい戦術であるため、データがそんなに溜まっていないという要因もあると考えられますね。
クローザーなら「セーブ」、セットアッパーは「ホールド」というようにそれぞれの役割を評価する基準が存在します。
クローザーとセットアッパーについては、下記の記事で詳しく解説しているので、合わせてお読みください。
しかし、オープナーには「ホールド」や「セーブ」といったような基準が存在しません。
なので、オープナーが成功したとしても公式記録としては残らないので、評価をしようがありません。
そうなると、シーズン終了後の契約更改で損をすることとなります。
具体的には、思ったように年俸が上がらないというような事態に発展します。
現時点では、オープナーを任された投手は得よりも損の方が多いように思えますね。
それでは、プロ野球界で話題になっているオープナーが、今後どのようになっていくのでしょうか。
結論から言うと、日本ハム以外の球団でもオープナーを使う球団は出てくるかもですね。
なぜなら、先発が不足している球団は少なからず存在しているからです。
例えば、2020年シーズンで言うと、巨人や西武等は先発がそんなにいないと思うので、投手のやりくりで苦しむともいます。
また、今回の例で言うと日本ハムはその際たる例ですよね。
先発として実績を挙げている投手といえば、有原投手と上沢投手ぐらいな気がしますけどね。
このような、先発で苦しんでいる球団がそこそこいるので、オープナーを使いつつ、チーム成績が向上することがあれば、日本でも一気に広がっていく可能性はありますね。
もう一つ付け加えるとするなら、オープナーを評価する基準を作ることが先決かなと思いますね。
このまま、オープナーを使っていくとしても、評価する基準がなければ投手の酷使が進んでいき、ピッチャーがかわいそうですよね。
そうならないためにも、明確な基準を作っていき、オープナーの役割を担う投手が報われるシステム作りを行っていかないといけませんね。
また、オープナーを評価していく基準を作ることで、投手のモチベーションが上がることや日本プロ野球でオープナーが広まると言うようなメリットもでてくるでしょう。
今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
日本プロ野球でも日本ハムがオープナーを使ったことで、この戦術が一気に注目を浴びることとなりました。
オープナーが果たして大リーグのみならず、日本でも広まっていくかどうかについて、今後注目が集まるところですね。
しかし、先発が足りない球団には有効な戦術になるので、夏場やシーズンの終盤でオープナーを見る機会が増えるような感じがしますね。
私自身も2020年シーズンはオープナーがどのように使われ、広まっていくのかを見つつ、プロ野球を楽しんでいきたいと思います。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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