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【遅いのになぜか打てない】秋山拓巳が投げるストレートの正体とは!?

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【遅いのになぜか打てない】秋山拓巳が投げるストレートの正体とは!?
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本記事の執筆者
ヒロトニン
ヒロトニン@野球ブロガー

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過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。

当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。

お悩みくん

阪神ファンです。秋山投手が投げるストレートの平均球速は136km/hとデータが出ています。しかし、打者の反応を見てみると、みんな振り遅れたり、空振りをしたりしているのですが、なぜなんでしょうか。プロ野球に詳しい方にぜひ教えていただきたいです。

 

今回の記事では、このような疑問に答えていきます。

 

本記事でわかること

  • 【阪神】秋山拓巳が投げるストレートの特徴
  • 【阪神】秋山拓巳の投球フォーム解析
  • 【阪神】秋山拓巳のストレートを打つのが難しい理由

 

これまで、当サイト(プロ野球観戦の巣)では、過去に投手が投げるストレートに迫った記事をいくつか書いています。

 

例えば、下記のような記事ですね。

 

【阪神】岩崎優の球種を徹底解析!!【虎の魔術師】

>>【阪神】岩崎優の球種を徹底解析!!【虎の魔術師】

【驚愕】高橋遥人が投げる糸を引くストレートの正体とは!?

>>【驚愕】高橋遥人が投げる糸を引くストレートの正体とは!?

 

お時間のある時に読んで欲しいですが、高橋遥人選手のストレートも岩崎投手のストレートもそれぞれ特徴があって非常に面白いです。

 

そして、今回の記事でも解説する秋山投手のストレートもこれまで解説してきた2人と、また異なるストレートを投げています。

 

近年、日本プロ野球では150km/hが当たり前で、160km/hのボールを目にすることが多くなりました。

 

そんな日本プロ野球界の今の流れに、いい意味で逆行する投球スタイルを持つのが秋山投手だと思っています。

 

今回の記事では、そんな秋山投手のストレートの特徴を解説しつつ、後半ではなぜ、秋山拓巳のストレートを捉えることが難しいのかについても解説していきます。

 

記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。

 

信頼性の担保

  • 阪神ファン歴16年
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それでは、記事の最後までお付き合いください。

 

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目次

【阪神】秋山拓巳が投げるストレートの特徴

【阪神】秋山拓巳が投げるストレートの特徴

 

結論から言うと、大きく3つあります。

 

具体的には、下記の通り。

 

・ストレートの平均球速136km/h【2021年シーズン】

・ベース上でボールが失速しない【キレのあるストレート】

・四隅にバシッと決まるコントロールがある

 

それでは、上記の3つを深堀していきます。

 

ストレートの平均球速136km/h【2021年シーズン】

 

NPB(日本プロ野球)の平均球速は、年々向上しています。

 

実際の統計を見てみましょう。

 

 

上記は、Aozoraさん(@aozora_nico2)というプロ野球のあらゆるデータに詳しい方がツイートしたものになります。

 

見てわかるように、年々平均球速が上がってきていることがわかると思います。

 

しかし、そんな中秋山投手の平均球速はなんと136km/h。

 

NPB(日本プロ野球)平均を大きく下回っています。

 

ピッチャーという生き物は、どうしても球速を追い求めがちで近年のプロ野球はその傾向が非常に強いです。

 

周りがどんどん球速を出すわけですから、「自分も早く投げないといけない」という思いに錯覚させられるんでしょう。

 

しかし、球速を追い求めすぎて自分を見失ってしまうピッチャーも中にはいたりします。

 

秋山投手も実はその一人で、自身のピッチングを通じて、今の球速至上主義(全部がそうではない)のプロ野球界に一石を投じている気がしてならないですね。

 

ベース上でボールが失速しない【キレのあるストレート】

 

ただの136km/hのストレートでは簡単に打たれてしまいます。

 

なぜなら、140km/h付近のストレートは打者にとって非常に打ちやすいボールですからね。

 

では、秋山投手のストレートは並の投手と何が違うのでしょうか。

 

1つは、ここで挙げる『ベース上でボールが失速しない』ことですね。

 

球速は、ボールをリリースする際の初速を計測したものになります。

 

そのため、球速だけで打者付近の速度を測ることができません。

 

したがって、どんだけ球速が早くても打者付近で垂れてしまうと打たれてしまいます。

 

逆に、初速が遅くても打者付近で伸びてくるボールを投げられると、抑える確率は大きく上がります。

 

秋山投手は上記の例に該当するのではないかと思いますね。

 

実際に動画を見てみましょう。

 

 

ストレートで空振り三振や見逃し三振が多いのは、球速以上の速さを打者陣が感じているということでしょう。

 

四隅にバシッと決まるコントロールがある

 

秋山投手は非常に制球力が優れています。

 

これは、ストレートに限らず変化球も同様ですね

 

制球力というものは、キャッチャーが要求したコースにしっかりと投げることを言います。

 

秋山投手の場合は、ボールを制球する力(コントロール)が非常に高いです。

 

また、この秋山投手のコントロールの良さを表すデータがあります。

 

それは、1試合に出す四球の数ですね。

 

2020年のデータを見ると、18試合登板の中で四球を出したのはわずか12個。

 

つまり、1試合で四球を1個出すか出さないかぐらいのレベルといえます。

 

日本プロ野球界を見渡しても、ここまでコントロールが優れている投手はなかなかいないですね。

 

というわけで、秋山投手のストレートの特徴をまとめると、平均球速136km/hではあるが、球速以上のキレがあり、制球力が優れているという3つの特徴があります。

 

それでは、次の章で『なぜ、秋山拓巳のストレートを打つのが難しいのか』について解説していきます。

 

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なぜ、秋山拓巳のストレートを打つのが難しいのか【ストレート×〇〇○○×〇〇の合わせ技】

なぜ、秋山拓巳のストレートを打つのが難しいのか

 

結論から言うと、記事の前半に解説したストレートに加えて、独特の投球フォームと緩急が合わさることで非常に打ちづらいものになっているのではないかと思います。

 

順番に深掘りしていきましょう。

 

秋山拓巳のフォーム解析【川崎憲次郎が大絶賛】

 

秋山投手の投球フォームは、非常に打者にとって非常にタイミングの取りづらいフォームです。

 

具体的には、ボールを投げる右腕が遅れて出てくるため、打者が投球動作に合わせてタイミングを取るとボールがなかなか来なくて捉えられないという感じ。

 

これについては、ヤクルトOBでもある川崎憲次郎氏も同様のことを記事で述べています。

 

ヤクルトOBで沢村賞投手の川崎憲次郎氏は「打者はかなりタイミングが取りづらいタイプの投手ですね」と話す。
 秋山の投球フォームを見てみると、左足を踏み出した時に上半身が打者に対して前傾するよりも、ボールを持つ手と腕がかなり遅れて出てくるように見える。
「打者はピッチャーの体の動きに合わせてスイングを始動させるもの。秋山投手の上半身が動くタイミングに合わせてスイングし始めると、ボールを捉えるはずの位置にバットが来ても、ボールはまだ届いていない。腕が遅れて出てくるように見えるんですね。だから、タイミングをずらされた打者は、ボールを手元まで呼び込みきれず前でさばくことになり、ゴロを打たされる形になるんでしょう」

阪神・秋山が持つ「天性」の武器 沢村賞右腕が語る「タイミングが取りづらい」理由とは? | Full-Count

 

元沢村賞投手である川崎氏が褒めてるのですから、秋山投手の投球フォームは私たちが予想する以上にタイミングが取りづらいと言えるでしょう。

 

緩急をつける投球スタイルがさらに打者を惑わす

 

天性の独特な投球フォームに加えて、この緩急が合わさることで、打者にとって非常に打ちづらいボールを生み出しています。

 

『キレのあるストレート×独特の投球フォーム』だけでも十分打者を惑わす要素は備わっていますが、これに加えて緩急を付けられると非常に厄介ですね。

 

秋山投手の主要な持ち球は、下記の通り。

 

・ストレート

・カットボール

・スライダー

・ナックルカーブ

・フォーク

・シュート(ツーシーム)

 

この中で、秋山投手はストレートとナックルカーブのコンビネーションで緩急を付けます。

 

緩急をつけることで、球速差が生まれてストレートを”豪速球”かのごとく、速く見せることができます。

 

この緩急は打者が狙い球を絞る際に、とても邪魔な存在になり得る戦法だと思いますよ。

 

『ストレート×フォーム×緩急』の合わせ技によってストレートが魔球に変貌

 

見出しの通りですね。

 

秋山投手のストレートについて解説してきましたが、結論から言うと『ストレート×フォーム×緩急』の3要素が合わさることで非常に打ちづらいストレートを生み出していると言えるでしょう。

 

参考程度に下記の動画を使って解説します。

 

 

上記の動画では、見逃し三振や空振り三振を多くとっていますよね。

 

これができる理由として、キャッチャーのリードや配球が良かったと言う声も挙がるかと思います。

 

しかし、一番は本記事で解説したように、『ストレート×フォーム×緩急』の3要素が合わさることで、ストレートがある種魔球じみたものに変貌しているからだと言えるでしょう。

 

以上が、秋山投手のストレートの特徴と捉えられない理由についてでした。

 

それでは、この辺りでまとめに入ります。

 

【遅いのになぜか打てない】秋山拓巳が投げるストレートの正体とは!?:まとめ

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それでは、今回の記事の重要POINTをあらためてまとめていきます。

 

今回の記事の重要POINT
  • 秋山投手のストレートは、平均球速136km/hではあるが、ベース上で失速せず、制球力が非常に良い。
  • 秋山投手のフォームは、腕が遅れて出てくるため、打者はタイミングが取りづらい。
  • 秋山投手の投球術である緩急がさらに打者のタイミングを惑わしている。
  • 秋山投手を捉えられてない理由は、『ストレート×フォーム×緩急』の合わせ技によってストレートが魔球に変貌しているからである。

 

球速は、数字という形で表示されるため、誰が見てもわかるものであり、メディアやマスコミで取り上げられることもしばしばあります。

 

大谷選手が160km/hを出したりすると、ドッと盛り上がりますし、球速には選手もファンも魅了するものが秘められています。

 

しかし、球速だけで測れないものもあったりします。

 

その1つが、今回紹介した秋山投手のストレートではないでしょうか。

 

秋山投手自身も一時期、球速を追い求めた時期もあったそうですが、年数を経ることに球速だけが全てではないことを悟ります。

 

ピッチャーにとって、球速というものは非常に追い求めたくなるものですし、気持ちも非常にわかります。(おこがましいですが、草野球でピッチャー経験あるため)

 

しかし、その紆余曲折を経て辿り着いたのが今のスタイル。

 

秋山投手は、平均球速136km/hのストレートでも十分に打者を圧倒することができています。

 

その裏側には、彼自身がこれまでキャンプやブルペンでどんどん投げ込むことで磨かれた自慢のストレートと『天性』とも言える打者のタイミングをずらす投球フォーム。

 

そして、裏打ちされた緩急があっての魔球ストレートだと思います。

 

個人的には、この魔球ストレートが今後どれだけ相手打者に通用するのか、非常に興味がありますね。

 

投球スタイルを見ても、そこまで身体に負担のかかるものではないと思うので、今後も成績を残すことができれば、長く活躍する選手になるのではないでしょうか。

 

今後の活躍にも期待ですね。

 

それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。

 

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