ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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・スリークォーターってどんな投げ方なの!?
・スリークォーターのメリットやデメリットって何がある!?
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
記事の本筋に入る前に信頼性を担保すると、この記事を書いている私は草野球歴9年で、学生時代は野球を中心にテニスや空手など多くのスポーツを経験しました。
また、野球特化型ブログを運営していて、Twitterフォロワー数は3000人超を超えているので、信頼性はあるはず。
そこで、今回の記事ではスリークォーターの投げ方について解説しつつ、記事の後半ではメリットやデメリットについても紹介していきます。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
ピッチャーの投げ方には大きく4つあります。
具体的には、下記の画像を見てもらえれば分かると思います。
上記の画像は、オーバースローを1としたときの、投げ方の分類表になります。
そして、本記事では赤い丸がついているスリークォーターについて解説していきます。
そもそもスリークォーターってなに!?という方が多いと思います。
スリークォーターとは、3/4を表していて、先ほどの図を見るとすぐに分かると思います。
もう一度見ていきましょう。
つまり、4つに分けたうちの3つ目の位置に投げる腕がくることから、スリークォーターと言われています。(わかったかな!?)
実際にスリークォーターで投げている投手の腕の動きを見ていきましょう。
楽天時代の岩隈投手の動画なのですが、腕の位置にご注目ください。
ちょうど、3/4の位置でボールをリリースしていることが分かると思います。
これこそが、スリークォーターという投げ方になります。
少し、技術的な話をします。
というのもスリークォーターは、人がものを投げる際に来る腕の位置になります。
つまり、わざわざ腕を下げたりあげたりしなくても自然に腕がくる位置なんですよね。
なので、スリークォーターがある意味、自分の投球フォームを模索する上で基準となるものだと考えています。
仮にあなたが現在、投球フォームを模索している状態なら、まずスリークォーターで投げて見ることをおすすめします。
そして、何かしっくりこなかったり、他の投げ方がいいと感じたら、3/4という部分を基準に腕を上げ下げしていきましょう。
もちろん、投球フォームが変わることで体の使い方が変わってくるので、腕の上げ下げだけで投げるのはあまり良くないです。
しかし、それぞれの投げ方が実際にどのような腕の高さから出ているのかがイメージしやすくなるので、試してみたい方はぜひやってみてください。
それでは、次にスリークォーターのメリットとデメリットについて解説していきます。
結論から言うと、大きく4つあります。
具体的には、下記の通り。
・肩や肘などを壊しにくい
・コントロールが安定しやすい
・ストレートの球速やキレが出やすい
・どの変化球でも対応できる
それでは、上記のメリットをそれぞれ解説していきます。
スリークォーターは、ケガがしにくい投球フォームになります。
先ほども言ったように、スリークォーターはそもそも人間が一番投げやすい腕の位置で投げることを言います。
例えば、あなたは小さい頃ドッジボールをしたりましたよね!?
そのとき、多くの人はボールを上から投げると思います。(たまに横から投げる人もいた😅)
その上から投げる時をしっかりと見てみると、スリークォーターで投げる腕の位置であることが多くあります。
この話はドッジボールに限りません。
つまりどう言うことかと言うと、あなたも無意識のうちに投げる際はスリークォーターで投げていると言うことです。
なぜかと言うと、スリークォーターと言う投げ方は自然と投げられる投げ方だからです。
自然と投げられるので、無理な体の使い方をしなくて済むし、その分怪我のリスクも下がります。
コントロールが安定する要因は、様々あります。
しかし、一番は投球フォームが安定することがコントロール安定の近道になります。
そして、スリークォーターはコントロールが安定しやすいです。
先ほども言ったように、スリークォーターは人が自然と投げることができる投げ方になります。
その分、身体を無理なく使え、身体のバランスがばらつくこともないので、コントロールが安定します。
例えば、これがオーバースローだとするとこう言うわけにはいきません。
オーバースローで投げるためには、高い位置からボールを投げ下ろすことを意識するので、背骨を傾けて投げる必要があります。
その結果、キレのあるボールはいきやすいですが、その分コントロールが不安定になりがちです。
しかし、スリークォーターでは背骨を傾ける動作はしなくてもいいので、コントロールは安定しやすいです。
これは、アンダースローやサイドスローと比べたときの話ですね。
スリークォーターは、比較的上の方からボールが投げられるので、ボールの角度がつけやすく球速やノビが期待できます。
しかし、反対にサイドスローやアンダースローだとどうでしょうか!?
まずサイドスローについては、球速は出しづらいですが出ないことはないです。
プロ野球界でも150km/hを超えるストレートを投げるサイドスロー投手はいますからね。
しかし、サイドスローで投げる場合はストレートにシュート回転がかかるため、ノビのあるストレートは期待できないかもです。
詳しくは、下記の記事で解説しています。
☞「サイドスローで綺麗なストレートの投げ方【結論:こだわりは捨てましょう】」
アンダースローに関しても、同様なことが言えます。
特に、球速という面でいうとほんと出しづらいです。
これについても下記の記事で解説しているので、合わせて読んでみてください。
☞「アンダースローの最速ピッチャーは誰だ!?【意外と速いです】」
このように、アンダースローとサイドスローでは球速やノビは出しづらいですが、スリークォーターでは出しやすくなるので、大きなメリットの一つですね。
スリークォーターは、どの変化球でも基本的に投げることができます。
例えば、オーバースローで話をしてみます。
オーバースローとは、下記のような投げ方を言います。
このように、上から叩く投げ方を言うのですが、投げることができる変化球となると少ないです。
主にフォークや縦スライダーのような、縦に変化する変化球は投げやすいです。
しかし、スライダーやシュートのような横の変化は付けにくいです。
逆に、サイドスローとなるとどうでしょうか!?
サイドスローになると、投げるボールは基本的に横回転になります。
なぜなら、サイドスローは腰の回転に伴う遠心力で投げるので、ボールの回転も横回転になります。
なので、スライダーやシュートのような横変化のボールが投げやすくなります。
これらを踏まえて、スリークォーターはどうなのかと言うと、どの変化球でも対応できます。
また、スリークォーターの場合は、工夫次第ではオーバー気味、または、サイド気味に投げることができるので、より投げやすいでしょう。
結論から言うと、大きく2つあります。
具体的には、下記の通り。
・これといった特徴や個性が出づらい
・打者に慣れやすい
それでは、上記のデメリットをそれぞれ深堀していきます。
スリークォーターはどの変化球にも対応できますし、このフォームで投げている選手も多くいます。
しかし、逆を言うとそんなに尖った特徴がない投げ方でもあるんですよね。
オーバースローならスピンの効いたボールや落差のある縦の変化球。
サイド&アンダースローなら、フォーム自体が特徴的でタイミングがとりづらい。
このような特徴がそれぞれあげられると思います。
しかし、スリークォーターはと言うと、なかなかパッと出てこないですよね。
なので、これからスリークォーターで投げたいと言う人は、なにかこれと言った特徴をつけていきたいですね。
例えば、岩隈選手はスリークォーターではありますが、精密機械のようなコントロールと球速、そして決め球があったのでプロの世界でも長く活躍してました。
ここまでになれとは言いませんが、何か尖ったものが欲しいですね。
スリークォーターで投げる選手は多いです。
その結果どうなるかと言うと、打者は目が慣れてしまうんですよね。
なぜなら、自チームでも練習できますし、対戦機会も多いからです。
なので、何度も言っているように、何か付加価値をつけていかないと埋もれてしまいますね。
つまりスリークォーターは、人気のある投げ方で同様のフォームの選手がそこら中にいる分、打者は目が慣れやすいと言うことがあげられます。
それでは、今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
スリークォーターは人間がものを投げるときに自然に腕が出る位置なので、コントロールも安定しやすく、投げやすい投球フォームになります。
しかし、反対に投げる人が多いのであまり個性を出しにくく、埋もれてしまうなどといったデメリットも挙げられます。
これはどの投球フォームにも当てはまるのですが、メリットやデメリットはつきものです。
だからこそ、あなたに大事にしてもらいたいことがあります。
それは、デメリットをいかにメリットに変えていくかです。
今回あげたデメリットの中で「個性を出しづらい」というのがありましたよね。
しかし、スリークォーターでも何か変わった特徴を出すことができれば、それがいつしかメリットに変わっていきます。
「個性を見つけるのが難しい」
「そんな簡単なことじゃねーよ」
こんな声が飛んできそうですが、そんな難しく考える必要はありません。
スリークォーターでも、変わった投げ方をするということや球の出所を分かりにくくするといった工夫の仕方もあります。
小さくてもいいので、少しずつ工夫を積み重ねていってください。
チリも積もれば山となるといったことわざがあるように、あなたの積み上げがいつしか大きな個性につながります。
ぜひ、取り組んでいきましょう。
今回の記事はここまでにしたいと思います。
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