ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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大谷ルールとは、具体的にどういうルールなのでしょうか!?また、大谷ルールが導入された理由や大谷に選手以外でも適用されるかどうか知りたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
今回の記事では、2023年に日本プロ野球で新ルールとして適用される、大谷ルールについてあらゆる角度から解説していきます。
記事の本筋に入る前、私の自己紹介しておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
結論から言うと、投手と野手を兼任する(二刀流)選手を先発投手兼DH(指名打者)で起用できるルールのことです。
大谷ルールの由来は、適用される選手が、現状大谷選手のみと予想されていることから、このような名称になりました。
それでは、大谷ルールが初めて適用されたのはいつなのでしょうか。
大谷ルールが初めて適用されたのが、2021年のMLBオールスターゲームで、この時、大谷選手は「投手」としてスタメン出場。
降板後は、DH(指名打者)として試合に出場し、打席に立ちました。
この時、まだ”大谷ルール”として定義はされていませんでしたが、この試合をきっかけに大谷ルール本格化に向けて、大きく前進したといっても過言ではないでしょう。
“大谷ルール”と聞くと、「大谷翔平選手以外は適用されないのか?」と言う疑問がわく人がいるかもしれません。
結論から言うと、大谷選手以外にも適用されるルールになります。
現状、このルールが適用されそうな選手が、大谷選手のみというだけで、今後二刀流を志す選手が増えれば、そういった選手たちにも適用されるかと思います。
結論から言うと、現在のルールでは二刀流で出場する選手がいると、チームとして不利になってしまうからです。
それでは、従来のルールではどの部分がチームにとって不利になるのでしょうか。
これについて、大谷ルールの導入前と導入後で比較して見てみましょう。
大谷ルール導入前の場合、大谷選手以下の2パターンで試合に出場していました。
※エンゼルスは、DH(指名打者)制を利用するア・リーグに在籍
問題なのは、大谷選手が先発投手として試合出場した場合です。
打撃のみの場合、DH(指名打者)を使ってスタメン出場できるのですが、先発投手を兼任した場合、DH(指名打者)を使うことができません。
なぜなら、現行ではDH(指名打者)を使って出場した場合、投手として投げることができないからです。
そのため、大谷選手が投手として先発出場する場合、「1番 投手」という形でスタメン出場をしていました。
このケースは、1つ不利な点があって、それは「先発投手降板後、DH(指名打者)を復活させることができない点」です。
DH(指名打者)は、試合単位で使うか使わないか決めるため、大谷選手が投打で出場する場合、DH(指名打者)を解除して、試合を行う必要があります。
そして、DH(指名打者)制を解除した試合に関しては、試合途中で「やっぱりDH(指名打者)を使う」といったことができず、最後までDH(指名打者)なしで戦わなければいけません。
当然、DH(指名打者)制を使えないチームは、その枠を投手が打席に立たなければいけないため、打力はその分落ちてしまいます。
また、投手降板後、打席に立つためには、「他のポジションにつく必要がある」ため、肉体的疲労も大きくなってしまいます。
「DH(指名打者)制を使えない」ことと「投手降板後、打席に立つためには、他のポジションにつく必要がある」ことの2つは、二刀流出場する上で非常に大きな問題点でした。
では、大谷ルール導入後は、どのように変わったのでしょうか。
結論から言うと、記事の最初の方で書いた通り、「先発投手兼DH(指名打者)で試合出場することが可能」になりました。
イメージとしては、「1人の選手が分身して、先発投手とDH(指名打者)の2役をこなしている」感じを持つとわかりやすいかなと思います。
事実、大谷ルール導入によって、試合前に提出する打順表には、「同じ選手名を先発投手とDH(指名打者)の欄に記入すること」が可能となっています。
したがって、先発投手として降板したとしても、DH(指名打者)の欄には名前が残るため、投手降板後はDH(指名打者)として試合出場が可能になりました。
導入前は、投手降板後、他のポジションにつく必要があった分、DH(指名打者)で起用できるのは、チームとして非常にありがたい制度かなと思いますね。
結論から言うと、大きく4つあります。
具体的には、以下の通り。
それでは、上記の4つを深掘りしていきます。
大谷ルール導入前は、投手降板後も打席に立つためには、他のポジションを守る必要がありました。
しかし、大谷ルール導入後は、先発投手とDH(指名打者)を兼用することが可能となったため、導入前のように投手降板後は他のポジションを守る必要がなくなりました。
大谷ルール導入によって、二刀流を志す選手は増えていくと思います。
2022年に大谷ルールが導入されたメジャーリーグはもちろんですが、2023年シーズンから本格適用される日本プロ野球でも増えていきそうな予感がしますね。
二刀流ができる選手がチームに在籍していると、選手の枠を1枠分増やすことができます。
なぜなら、二刀流ができる選手は、1人で2人分(投手と野手)の働きをするため、登録枠を1人分増やすことにつながります。
つまり、同じ2人でも、その2人のうち1人が二刀流ができる選手の場合、実質3人分の働きができると言うわけです。
大谷選手が二刀流で試合出場した時、メディアやニュースなどで大きく取り上げられて話題をかっさらったように、これから二刀流を志す選手が増えることで、さらに注目度が高まりそうです。
特に、二刀流育成ノウハウのある日本ハムなんかは、これからどんどん二刀流ができる選手を育成していきそうな気がするので、日本ハムの注目度はより高まると思いますね。
最後に、今後大谷ルールが適用されそうな選手を紹介しようと思います。
私が予想する大谷ルールが適用される選手は、以下の3人です。
それでは、上記の3人について解説していきます。
日体大から2022年ドラフト1位で指名された矢澤宏太選手。
大学時代は二刀流で活躍し、プロ入り後は二刀流を継続するか否かに注目が集まっていました。
結果的に、大谷選手を輩出した日本ハムがドラフト指名したことで、二刀流継続が濃厚となり、今後大谷ルールが適用される最右翼といっても過言ではないでしょう。
2015年ドラフトで日本ハムから1位指名されて、投手として入団した上原健太投手。
2022年オフに「野手にも挑戦してみないか?」と球団から打診を受け、現在は二刀流に挑戦しています。
野手としてはまだ1軍レベルには達していない状況ではありますが、動画の通りポテンシャルは十分にあります。
野手としてさらにレベルアップした先に、二刀流で一軍デビューする可能性は十分にあると思うので、大谷ルールが適用される選手の1人と言えるでしょう。
西純矢投手も投手として、2019年に阪神からドラフト1位で指名されましたが、野手としても非常に能力の高い選手です。
高校時代、創志学園でエースとして活躍。
150km/hを超えるストレートと切れ味鋭いスライダーを武器に、甲子園でも活躍しました。
打の方は、高校通算25本塁打を放つなど、打撃面でも評価が高く、U18では指名打者で出場することもありました。
プロのスカウトからも「同世代の野手で一番評価が高い」との呼び声が高く、二刀流でも十分にやっていける逸材ですね。
実際に二刀流を行うかどうかはわからないですが、もし二刀流に挑戦するのであれば、成功する可能性が非常に高い選手だと思います。
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球用語について多数の記事を投稿しています。
以下の記事では、当サイトで解説した野球用語についてまとめているので、こちらもぜひご拝読ください。
今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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