ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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野球を見ていると、ボークが適用されているシーンを見たりするのですが、そもそもボークとはどう言う意味ですか!?また、全部でどれくらい種類があるのでしょうか!?
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
今回の記事では、野球観戦をしているとよく耳にする「ボーク」についてあらゆる角度から解説していきます。
記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
結論から言うと、投球や塁への送球動作において、反則行為にあたるものを指します。
例えば、一番わかりやすいのが、打者に向かってボールを投げるふりをした時ですかね。
この場合は、偽投したとみなされるため、ボークに含まれます。
また、投球動作中に転倒したり、ボールを落としたりすると、これもボークになります。
では、なぜボークというルールがあるのでしょうか。
結論から言うと、仮にボークというルールがない場合、試合として成立しないからです。
つまり、投手が打者や走者のプレーを阻害し放題できるわけです。
先ほどの例で言うと、ボークがない場合、何度でも打者に向かって投げるふりができるため、真剣勝負になりません。
こういった、ある種反則行為とも言えるプレーをなくすために、ボークがあります。
ボークの種類は全部で13種類あります。
具体的には、以下の通り。
- 投球動作を途中で止める
- 投手板に触れた状態で偽投した(二塁は含まない)
- 投手板に触れた状態で自由な足を牽制方向に踏み出さずに牽制した
- 投手板に触れて、走者のいない塁に送球した
- 反則投球をした(バットを構えていない時に投げるなど)
- 打者と正対する前に投球した
- 投手板に触れることなく投球した
- 走者が塁に離れていないのに、執拗に牽制をした
- ボールを持たずに、投手板に触れるか、跨ぐか、あるいは投手板に触れずとも投球する真似をした
- 正規の投球姿勢をとった後、実際に投球または送球する場合を除いて、ボールから一方の手を離した
- 投手板に触れている状態で、故意か偶然かにかかわらず、ボールを落球した
- 故意死球において、キャッチャーズボックスに両足が入っていないに投球した
- セットポジションから投球する際、完全に静止せずに投球した
※投手板:投手の足元にあるプレートのこと。
ボーク – Wikipedia
※故意死球:敬遠のこと。近年は申告敬遠が主となったため、ストライクゾーンから大きく外して行う敬遠行為はほぼなくなった。
※1について:2段モーションは含まない。
どうでしょうか。
読んでいる方の中には、「これもボークなんだ」と思った方もいるかもしれませんね。
引用だけではわからないと思うので、全13種類それぞれ深掘りしていきます。
打者に向かってボールを投げる時、投球動作を途中でやめることはできず、一連の動きで投げないといけません。
投球動作を途中で止めた場合、ボークを宣告され、ペナルティを受けることになります。
また、ボールを落としたり、足を滑らせて転ぶ場合もボークとしてカウントされます。
なお、二段モーションに関しては、投球動作の静止には含まれず、ボークにはなりません。
こちらは牽制に大きく関わる内容のルールになります。
牽制球
投手または捕手がランナーのいる塁に向かって送球するプレー。ランナーをアウトにしたり、魔を取るといった意図がある。
参考:【野球用語】牽制とは?投げる意味は?ルールは?制限はあるの?
一塁や三塁に牽制球を投げる時、投手板(ピッチャープレート)を外して投げる必要があり、プレートを外さずに投げた場合、ボークが宣告されます。
牽制球を投げる際は、投手板を踏んでいない自由な足を牽制球を投げる塁に足を踏み出して投げないといけません。
足よりも先に身体が牽制方向に向いたり、足の向きが牽制方向ではない場合、ボークが宣告されてしまいます。
かなりレアなケースですが、たまに起こり得ます。
最近で言うと、NPBでマクガフ投手がランナーのいない塁に牽制をしたことが話題になりましたね。
ここで言う反則投球とは、打者がバットを構えていない状態で投げることを指します。
これはクイックピッチと呼ばれるもので、ボークの対象になります。
先ほど紹介したクイックピッチと似たようなものになります。
投手が打者に投球する際、基本的には打者に対して「これから投げるぞ」というサインを送る必要があります。
ただ、このサインに関しては、身振り手振りで伝達する必要はなく、セットポジションやワインドアップのようなもので問題ありません。
投手が打者に向かって投球を行う際、軸足を投手板に触れた状態で投げる必要があります。
逆に、投手板に触れることなく投球した場合、ボークが宣告され、ペナルティが課されます。
無意味な牽制を繰り返した場合、ボークが宣告されます。
例えば、走者が塁を離れていないにもかかわらず、牽制を繰り返したり、走者をアウトにする目的で牽制をしていない場合にボークの判定が下されます。
後者の例に関しては、先ほど紹介した「投手板に触れて、走者のいない塁に送球した」に近いものですね。
「投手がボールを持たないことなんてあるの?」という疑問が思い浮かんできそうですが、実際にこの事例は過去にありました。
具体的には、1999年4月3日の読売ジャイアンツ対阪神タイガース戦で元木大介さんが隠し球を試みた時に起き、その際ボールを持っていない桑田真澄さんの左足が投手板を跨いだことで、ボークが宣告されました。
近年は隠し球が減ったことで、このようなボークのケースはほとんど見なくなりました。
結論、投手板に触れた状態でボールから一方を話した場合、ボークの判定が下されるということです。
特に、投手が間を取るためにボールから一方の手を離したり、握り変えたりしますが、投手板から足を離さずに行うと、ボークが宣告されやすいです。
見出しの通りで、投球動作中に足を滑らせてボールをこぼしたり、膝や太ももにボールを握っている手をぶつけてボールをこぼすと、ボークが宣告されます。
アマチュアだけでなく、プロ野球でもまれに発生します。
ボークのルールの中でもかなりマニアックなルールになります。
キャッチャーズボックスとは、投手が投球するまでに捕手がいなければいけない位置のことです。
捕手は、投手が投球するまでに、キャッチャーズボックスに両足を入れていない場合、ボークが宣告されます。
キャッチャーズボックスに関するルールは、野球規則でも定められており、特に敬遠(故意死球)の場面で重要視されます。
故意の四球が企図された場合は、ボールが投手の手を離れるまで、捕手はその両足をキャッチャースボックス内に入れて置かなくてはならないが、
野球規則4.03(a)
その他の場合は、捕球またはプレイのためならいつでもその位置を離れてもよい
現在、敬遠(故意死球)は申告敬遠にルールが変更となっているため、このようなボークはリアルタイムでほとんど見なくなりました。
セットポジションから投球をする際、一旦静止をしてから投げる必要があります。
逆に、静止せずに投げた場合、ボークが宣告されます。
静止と判断されるには、およそ1秒から2秒止まる必要があると言われています。
実は、ボークを宣告された投手には、罰が与えられます。
つまり、ペナルティがあるわけです。
具体的には、以下の通り。
ランナーがいる場合 | 全てのランナーに1つ進塁の権利が与えられる。 |
ランナーがいない場合 | ボールカウントが1つ増える。そもそもボークにはならない。 |
注意しないといけないのは、ランナーがいない場合はボークにならないと言うことです。
ランナーがいない状況でボークに値する行為があった場合、ボールカウントが増えるだけで、ボークとしては記録されません。
この場合は、シチュエーションによって変わります。
具体的には、以下の通り。
走者がいる場合 | 打者と走者がそれぞれ進塁してセーフになった場合、プレーは止まらず、試合は続行される。 片方でもアウトになった場合は、ボークが宣告されて、各走者は1塁ずつ進塁し、打者は打ち直しとなる。 |
走者がいない場合 | 打者がアウトになった場合は、ボールが宣告されて、ボールカウントが1つ増える。 また、打者は打ち直しとなる。 打者がセーフになった場合は、試合は中断せず、プレーが続行される。 |
ここで言う「プレーが続行される」とは、例えばヒットだった場合はヒット、エラーの場合がエラーと言う感じで、打席内容が優先されると言う意味になります。
少しややこしいルールではありますが、ぜひ覚えておきましょう。
順位 | 選手名 | ボーク数 |
1 | 江本孟紀 | 24 |
2 | 米田哲也 | 23 |
3 | ライアン・グリン | 20 |
4 | 石井貴 | 18 |
5 | ドミンゴ・グスマン | 16 |
上記は、歴代の通算ボーク数をランキングにしたものです。
野球解説者でお馴染みの江本さんがボーク数ランキングトップで、その数24個。
1個差で米田さんが2位にランクインしています。
3位以降にランクインしている方は、結構私の中では馴染みのある方ばかりですね。
特に、ドミンゴやグリンはリアタイでもピッチング見ていたので、すごく懐かしいです。
あまり讃えられる記録ではありますが、今後現役選手がこのランキングがランクインするかどうか、気になるところですね。
それでは、この辺りで本記事のまとめに入ろうと思います。
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、今回の記事のように野球観戦でよく耳にする野球用語をわかりやすくまとめて発信しています。
以下、記事では当サイト(プロ野球観戦の巣)で発信している野球用語解説記事をまとめていますので、ぜひ辞典がわりに活用してみてください。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
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