ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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最近、プロ野球を見始めたものですが、試合を見ていると申告敬遠という言葉を耳にします。なんとなくどんな感じなのかは想像つくのですが、具体的な意味がいまいちわかりません。また、申告敬遠がいつから始まったのかも知りたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
プロ野球の試合を見ていると、投手が1球も投じずに打者が1塁へ向かうシーンを見ることがあると思います。
これを”申告敬遠”といい、主に試合を左右する重要な局面でよく見られるものです。
本記事では、その申告敬遠について言葉の意味からメリットやデメリット、申告敬遠に対するファンの反応まで解説していきます。
記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
結論から言うと、申告による故意四球(敬遠)のことで、MLBでは2017年から、NPBでは2018年からこの制度があります。
申告敬遠の制度ができる前は、敬遠と言って相手打者に4球投じてランナーを一塁へ歩かせるという方法をとっていました。
ちなみに、申告敬遠の発祥は野球ではなく、ソフトボールになります。
具体的には、ソフトボールの国際ルールではすでに申告敬遠制は存在しており、日本にはルール改正に伴って、2013年に導入されました。
申告敬遠のルールは、以下の通りになります。
5つ目の「守備側の監督が審判に申告を行う」はプロ野球におけるもので、高校野球になると少し形が異なり、伝令が審判に申告して、申告敬遠のアナウンスがかかったら認められると言う流れになります。
理由は1つで、「試合時間の短縮」ですね。
近年、プロ野球人気の低下が叫ばれていますが、その要因の1つとして「試合時間が長い」ことが挙げられています。
そのため、最近のプロ野球界では「試合時間の短縮」を軸に様々な施策を行っています。
例えば、ワンポイントリリーフの禁止や投球間隔の短縮化などが挙げられますね。
個人的には、そこまで試合時間が人気低迷につながっているとは思っていないのですが、プロ野球界のお偉いさんたちはそう思っているようです。
そう言うこともあって、MLBは試合時間短縮を目指しており、その1つの施策として「申告敬遠制度の導入」が行われました。
日本の場合は、上記の理由に加えて、「メジャーがやってるから日本もやろう」みたいな考えもあるのかなと思います。
ここでは、申告敬遠の導入によるメリットとデメリットを解説していきます。
申告敬遠を導入することによるメリットは、以下の通り。
上記のようなメリットがあります。
気になるのは、「試合時間の短縮」ですが、実際に導入してどうなったのでしょうか。
MLBの記録にはあるのですが、ここ3年の推移は以下の通り。
2019年:3時間5分35秒
2020年:3時間7分46秒
2021年:3時間10分7秒
あまり効果が出ていないように感じますね笑笑
むしろ、試合時間が年々増加しています。
このように数字で見てみると、現状そこまで効果が出ていないように感じますね。
申告敬遠を導入することによるデメリットは、以下の通りです。
上記の3つがデメリットとして挙げられると思います。
特に1つ目のデメリットは、敬遠の醍醐味の1つでもあったため、それが見られなくなるのは非常にもったいない気がしますね。
ここでは、申告敬遠に対するファンの反応を紹介していきます。
ソースは、Twitterになります。
以下、申告敬遠に対する野球ファンの反応です。
やはり、ネガティブな意見が多いですね。
具体的には、「敬遠が無くなったことで、野球の醍醐味が1つ減ってしまった」と言う意見や「野球がつまらない」と言った意見が多い感じがします。
個人的には、自分もファンの方と同じような意見で、敬遠から申告敬遠になったことで、何か味気ない感じが増したような気がします。
また、時間短縮を目的に導入した申告敬遠自体、実際に時間短縮につながっているかどうか怪しいところがあるので、そう言う面で見てもファンから非難の声が出てもおかしくないと思いますね。
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
申告敬遠に限らず、近年のプロ野球界では制度面において色々と変革をしようと試みています。
具体的には、申告敬遠をはじめとした「試合時間の短縮」を目的とした施策です。
しかし、実際のところそのような変革が「試合時間の短縮」につながっているのかというと、そうでもありません。
むしろ、試合時間に関しては伸びています。
また、近年行われているルール改革によって、野球本来の面白さであったり醍醐味が少しずつ失われてきています。
確かに、野球がなかなかお茶の間で人気ならない理由として、試合時間の長期化が挙げられますが、何でもかんでもコンパクトにしたら良いわけではありません。
やはり、時代と共に変化する部分と残しておかなければいけない部分ってあると思います。
今のプロ野球は、その”残しておかないといけない部分”が少しずつ薄れているような気がしてならないです。
難しい問題ではありますが、もう少しプロ野球機構の方々には、そのあたりにも目を当てて欲しいなと思う、今日この頃です。
少し長くなりましたが、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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