ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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野球の国際大会といえば、WBCと並んでプレミア12という大会があると思います。プレミア12とは、どのような大会なのでしょうか。プロ野球に詳しい方にぜひ教えていただきたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
プロ野球界における国際大会と聞いて、あなたは何が思い浮かびますか。
1つは、WBCが真っ先に思い浮かぶと思います。
そして、もう1つが本記事で紹介するプレミア12ですね。
比較的、歴史の浅い国際大会なのであまり知らない方もいるかと思います。
なので、本記事を通して、プレミア12がどのような大会なのか知っていただけると嬉しいです。
記事の本筋に入る前に私のポジションを明らかいしておきましょう。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
ここでは、プレミア12とは何かについて大きく8つの観点から解説していきます。
具体的には、下記の通り。
それでは、上記の8つを深掘りしていきます。
プレミア12は、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催の国際大会です。
プレミア12は別名、「WBSC世界野球プレミア12」とも呼ばれ、主に日本ではこのような名前で表記されています。
プレミア12が開催されるようになったきっかけは、IBAF(国際野球連盟)の運営費不足ですね。
2008年の北京オリンピックを最後に、野球はオリンピック競技から除外されました。
そのため、IOC(国際オリンピック委員会)からの補助金を失うことになり、深刻な資金不足に悩まされることに。
そして、2011年にIBAFはMLB(メジャーリーグベースボール)に資金援助を求めました。
その際、MLBは条件として以下のことを要求しました。
上記をMLB側は、IBAFに要求しました。
その結果、IBAF主催の新たな大会を創設することとなりました。
それが、今のプレミア12になります。
プレミア12の開催時期は、秋ごろになります。
具体的なスケジュールは以下の通り。
大会 | 開催時期 |
---|---|
第1回 | 2015年11月8日 |
第2回 | 2019年11月2日 |
第3回 | 2024年11月10日予定 |
上記の通りで、第1回から第3回までいずれも11月に開催されていることがわかります。
開催頻度は、オリンピックはWBCと同じで、4年に1度開催されます。
しかし、同じ4年に1度の大会でも、同時期に開催されるわけではありません。
プレミア12の場合は、WBCの開催年の中間年に開催されています。
つまり、WBCとプレミア12は2年スパンで交互に開催を繰り返す形になります。
プレミア12の優勝国は、以下の通り。
大会 | 優勝国 |
---|---|
第1回 | 韓国 |
第2回 | 日本 |
果たして、次回大会はどこの国が優勝するでしょうか?
これまで、プレミア12は2大会開催されています。
そして、2大会ともルールが少しずつ異なっています。
具体的には、下記の通り。
■第一回大会
2グループ6チームに分かれて総当り戦(各5試合)を行い、各グループ上位4チームの計8チームが準々決勝からのトーナメント戦を行う
■第2回大会
3グループ4チームに分かれてオープニングラウンドとして総当たり戦(各3試合)を行い、各グループ上位2チームの6チームがスーパーラウンドに進出。
オープニングラウンドで当たった対戦以外の総当たり戦(各4試合)を行い、上位チームで決勝等を行う
両大会とも、予選と決勝トーナメントという仕組みであるのは変わりないですが、グループ数や1グループあたりにおけるチーム数に違いが見られますね。
果たして、次回の第3回大会ではどのような大会ルールになるのか、非常に楽しみです。
プレミア12という名前の通り、この大会では12チームが出場します。
具体的には、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が管理している、世界ランキング上位12カ国が本大会に選出され、熱い戦いを繰り広げます。
また、現在12カ国という形にはなっていますが、今後は出場国数を増やしたいという意向が、IBAFにはあるようです。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の総会が21日、大阪府堺市で行われ、リカルド・フラッカリ会長(70)が23年に予定する次回のプレミア12で出場チーム数を拡大する構想を明かした。「参加国を増やしていきたい。出場チームのレベル次第だが、コスト面など分析している。何カ国かな?20とか28とか、16とか」と展望を語った。
プレミア12拡大へ 次回23年大会から出場チーム増加構想― スポニチ Sponichi Annex 野球
プレミア12は、WBSC世界ランキング上位から12チームが招待され参加する。チーム増なら次回から「プレミア16」など大会名も変わる可能性がある。
上記に書いてあるように、出場国数が増えれば大会名称も変わる可能性が高そうです。
果たして、出場国は12から大幅に増えるのかどうか。この辺りにも注目していきたいですね。
本記事を読んでいるあなたが、一番気になるところではないでしょうか。
過去の大会を振り返ると、メジャーリーガーはプレミア12には参加していません。
では、どのような選手が出場しているのでしょうか。
具体的にいうと、マイナーリーグの選手やMLB経験はあるものの自由契約になっている選手などが大半を占めています。
おそらくではありますが、仮にこれがMLB主催の大会ではれば、メジャーリーガーの派遣には好意的だったのかもしれません。
事実、MLBが主催のWBCではメジャーリーガーが出場していますからね。
こういった部分が、メジャーリーガーの有無に大きく関わっていそうです。
プロ野球の国際大会というと、プレミア12の他にWBCやオリンピックの2つの大会が思い浮かぶと思います。
では、プレミア12、WBC、オリンピックの3つの違いは何でしょうか?
具体的には、以下の通り。
プレミア12 | WBC | オリンピック | |
---|---|---|---|
運営母体 | 世界野球ソフトボール連盟(WBSC) | MLB機構 MLB選手会 | 国際オリンピック委員会(IOC) |
初開催年 | 2015年 | 2006年 | 1904年 |
開催時期 | 秋 | 春 | 夏 |
開催頻度 | 基本4年に1度 | 基本4年に1度 | 基本4年に1度 ※野球競技がオリンピック種目ではない年もある |
出場国数 | 12カ国 | 20カ国 ※2017年までは16カ国 | 8カ国 ※東京オリンピックは6カ国 |
日本プロ野球参加有無 | |||
メジャーリーグ参加有無 | |||
解説記事 | 解説記事を読む | 解説記事を読む | 解説記事を読む |
開催頻度は3つとも同じではあるものの、開催頻度以外の部分で違いが見られます。
開催頻度に関しても、時期が被らないように工夫されており、同じ年に複数の国際大会が開催されないような仕組みになっています。
プレミア12の次回大会は、2024年11月10日から開催されます。
詳細は、以下の通り。
開催期間:2024年11月10日~2024年11月24日
参加国:日本、メキシコ、米国、韓国、チャイニーズ・タイペイ、ベネズエラ、オランダ、キューバ、ドミニカ共和国、パナマ共和国、オーストラリア、プエルトリコ
開催国:チャイニーズタイペイ、アメリカ大陸、日本
WBCのように各国バリバリのメジャーリーガーが出場することはありませんが、プロスペクト選手やポテンシャルの高い選手が参加する傾向が強いので、未来のトッププレイヤーをリアルタイムで見ることができます。
日本は前回大会に続いて連覇を目標に掲げて、大会に挑むと思うので、ぜひ今大会も優勝してほしいところです。
結論から言うと、WBCやオリンピックと言った国際大会とうまく差別化できるかですね。
詳しく解説していきます。
これまで、WBCについての記事を執筆しており、そして今回プレミア12についての記事を書いています。
その中で気づいたのは、この2つの大会はどちらも理念が似たり寄ったりしていることです。
両者とも、野球の世界一を決める大会と標榜して、大会を開催しています。
しかし、同じ理念の大会が複数もいると思いますか!?
個人の意見としては、こんなに似たような大会は複数なくても良いかなと思いますね。
また、こういった似たような大会が複数あると、大会の集客力や認知力がそこまで伸びないような気がします。
特に、今のプレミア12はWBCの下位互換なので、なかなかプレミア12独自のものを作りづらいですし、認知度もあげづらいと思います。
とはいえ、これまで過去に2回しか大会を開催していないので、認知度が低いのは仕方ないかもしれません。
継続して大会を開催していくことで、認知度を上げていくと言う面もありますからね。
ですが、今のままでは日本だけで盛り上がる、野球イベントという印象でしかない大会になってしまいます。
これについては、ニュース記事でも取り上げられています。
プレミア12では、ファンもメディアも「侍ジャパン祭り」だった。世界の強豪国の戦いの中での日本ではなかった。日本戦以外は悲しいくらい観客がいない(これはWBCも同様だが)。日本での日本による日本のための大会だったと言っても過言ではないだろう。したがって、開幕前には「世界一奪還」ということで悲壮感すら漂った侍ジャパンの本気度に比べると、必ずしもトッププレイヤー達で構成されたわけではない他国との取り組み姿勢(あくまでフィールド以外の部分での)の差も否定できなかった。その意味では、まだ2回の開催歴しかないが、この大会の運営は少々いびつな状況にあるとも言わざるを得ない。
「侍ジャパン祭り」に終始したプレミア12に将来はあるか?(豊浦彰太郎) – 個人 – Yahoo!ニュース
こういった感じで、プレミア12の現状に危機感をあらわにしている方も何人かいらっしゃるようです。
では、今後プレミア12が大会を継続開催しつつ、唯一無二の大会にしていくためにはどうしたら良いでしょうか。
個人的な意見としては、勝負を度外視した理念が必要だと思いますね。
つまり、勝敗以外の部分にもっとフォーカスするような大会理念を作ることです。
野球の面白さとは、やはり勝負事なので勝ち負けが決まるところにあります。
また、その勝敗が決まるまでの過程、つまり試合内容もまた野球の面白さだと思います。
しかし、それらは全て勝負に関係する事柄です。
そうではなくて、その部分以外のところにもっと重きを置くような大会にすると、これまでの国際大会とは少し違った大会色が出せるのかなと思います。
例えば、野球の世界的普及に役立つような活動を重視する大会とか。
コンビニに募金箱を置いて集金したお金や大会で集客した分のお金を使って、野球用具を世界の子供達に寄付するなど。
上記を行うにはさまざまな壁があると思いますが、こういった独自路線を敷くことで、もっとプレミア12の価値は上がっていくのではないかと思いますね。
あなたはこの記事を読んでどう思いましたか。
こんな意見もあるよという方は、ぜひコメント欄に書いていただけると嬉しいです。
それでは、この辺りで本記事のまとめに入ります。
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
プレミア12は、2015年に野球の国・地域別対抗戦として新設された国際大会で、歴史は比較的浅い大会と言えます。
また、プレミア12という大会名通り、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)の世界ランキング上位12カ国・地域が参加できる大会であるため、野球大国・日本でも簡単に勝つことは難しいでしょう。
事実、第一回大会では、日本は3位に終わっています。
そんな、プレミア12ではありますが、WBCとどうやって差別化していくのかが今後大事かなと思いますね。
このままだと、WBCの下位互換で終わってしまうので、何かプレミア12にしか実現できないものを付加価値にしていきたいところ。
例えば、プレミア12は野球を世界に普及することを目的として大会運営するなどですかね。(抽象的すぎてごめんなさい🙇♂️)
こういった感じで、プレミア12独自のブランディングができれば、大会としての価値が上がり開催意義がどんどん生まれてくると思います。。
今後のプレミア12の大会運営にも注目です。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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