ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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今度の東京オリンピックで野球が正式な競技として認められました。しかし、このことを聞いてみんなが賛同しているわけではないようです。中には「オリンピックから野球を外せ!!」と言う声もあるほど。どなたか野球がオリンピックでいらないと言われる理由を教えてくれませんか!?
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
東京オリンピック2021で野球が正式な競技として認められることになりました。
しかし、野球が競技として認められるのは東京大会のみで次のパリ大会では再び除外になることに。
このような状況で野球がオリンピックの競技として存在することの意義とは何でしょうか。
とても気になりますよね。
本記事では、上記を明らかにしていくためにあらゆる角度から野球とオリンピックを見ていきたいと思います。
それでは、記事の本筋に入る前に私のポジションを明らかにしておきます。
今回の記事では野球がオリンピックでいらないと言われる理由を紹介しつつ、後半では野球がオリンピックにおいて不可欠なものになるために必要なことまで深堀していきます。
それでは、記事の最後までお付き合いください。
結論から言うと、大きく3つあります。
具体的には、下記の通り。
・野球は世界的にみるとマイナースポーツであるから
・オリンピックにメジャーリーガーが出場しないから
・オリンピックの競技に入れても利益が見込めないから
それでは、上記の3つを具体的に深堀していきます。
これを聞いてびっくりする方が多いのではないでしょうか。
実は、世界的にみると野球はマイナーなスポーツになります。
日本だとプロ野球が盛んなので、「野球は人気だ」と言う錯覚に陥りがちですよね。
ここで、具体的な数値を見てみましょう。
Wikipediaから全体の野球人口の数と国の数を引用します。
・野球リーグが存在する国:77カ国(プロリーグ10、エリートリーグ12、アマチュアリーグ55)
・世界中における野球の競技人口:3500万人出典:wikipedia
そして、競技人口3500万人の2/3が日本とアメリカの競技人口と言われています。
具体的には、日本が735万人、アメリカが1400万人という結果が出ています。(ソースはスポーツ財団)
なので、野球はほぼ日本とアメリカで持っているようなものという認識になりますよね。
しかし、これはあながち間違っているわけではなく、他の国だと野球はあってもそこまで盛んではないケースや発展途上の場合が多いです。
特に、ヨーロッパ等は野球よりもサッカーやテニスなどが盛んなので、野球がそこまで重視されないのは妥当でしょう。
また、オリンピックの発祥はヨーロッパで基本的にヨーロッパで開催されることが多いので、野球が競技として選ばれないということは多くなります。
スタジアム建設の問題も絡んでくるので、野球が競技として認められるのはなかなかハードルが高いのが伺えますよね。
オリンピックは誰もが知る世界の祭典ですよね。
世界の祭典ともなれば、あの有名メジャーリーガーも参加するのではないか。
そのように思う方も多いと思います。
しかし、実際はそんなことありません。
ここで、最後に野球競技が行われた北京オリンピックのアメリカベンチ入りメンバーを見てみましょう。
この表からあることがわかると思います。
それは、誰一人としてメジャーリーガーがいないということです。
世界の祭典でもあるオリンピックで誰一人としてメジャーリーガーがいない。
当時の私は非常に落胆した覚えがありますね。
まぁ、アメリカ側の気持ちもわからなくはないです。
具体的にはシーズン真っ只中なので、球団も主力選手を出したくないし、仮に出場して怪我をされても困るという考えですね。
ですが、野球ファンとして4年に一度ある世界の祭典でスター選手の熱い&素晴らしいプレーを見たいという気持ちは強いはず。
その気持ちを裏切られてしまった感覚は少しばかりありましたね。
また、これはオリンピックでなかなか野球が正式競技として認められない理由の一つでもあると言えるでしょう。
これは、1と2の理由が大きく関連しています。
世界的に見ると野球はそこまでメジャーなスポーツではない。
そのため、興味を持って野球を見ようという方が少なくなってしまう。
そして、アメリカのような野球大国がシーズンを優先してしまうため、選手のだしおしみをする。
このような連鎖がつながることで、野球をオリンピックの競技に入れてもあまり利益が見込めないとIOC側は判断してしまいます。
そもそもオリンピックは非営利ではないといけないので、利益を追求するのは根本的にはおかしいです。
しかし、近年のオリンピックは商業主義化し放映権やスポンサー料等の収益を見込んだ上で競技の選定をしています。
そのため、この現状を考えると野球の立場はどうしても厳しいものになってしまいがちですよね。
利益を追求し始めたオリンピックにおいて、野球が継続的に正式競技として存在し続けることは難しくなってきていると言えます。
そして、野球離れがこれから進むとなるともっと難しくなりそうですね。。。
>>プロ野球がつまらないと言われる理由【野球観戦歴13年の立場から解説します】
ここまで、少しネガティブなことを書いてきましたが、ここからは現状を変えていくための改善策を提示していきます。
結論から言うと、大きく3つあります。
具体的には、下記の通り。
・野球をメジャーなスポーツにしていかなければならない
・IBAFが野球を世界に広めていくための努力が不可欠
・メジャーリーガーを中心にスター選手が出場する競技にしていく
今後、野球がオリンピック競技として存在し続けるためには、上記の3つが必要と考えています。
それでは、深堀していきます。
まぁ、これは大前提ですよね。
先ほども書いた通り、野球人口は世界で3500万人。
そして、その2/3がアメリカと日本が占めていると言うことになります。
これだと、なかなか野球は世界に広まりませんよね。
それに、オリンピックのような世界の祭典でアメリカが選手の出し惜しみをしているようではさらに普及は難しくなるばかり。
なので、まずはそもそも大前提として野球を誰もが知るスポーツとして広めていくのが大事ですね。
具体的な策は、2つ目に追記します。
あなたは、IBAFとは何かをご存知ですか!?
IBAFの解説については、下記の通り。
簡単に言うと、野球の国際大会の運営と野球の普及に努めている組織のことを言います。
しかし、IBAFは上記の文言通り働けているかと言えばそうではないです。
2008年の北京オリンピックを最後に野球はオリンピックから姿を消しています。
理由としては、ドーピング問題の未解決や集客が見込めないと言ったことが挙げられていましたが、実際は他にもあります。
それは、IOC側がIBAF側の活動に対して否定的だったからです。
具体的には、IBAF側がオリンピックに際して野球を世界に普及するための活動やあまり野球が発展していない地域でも楽しめるようなプログラムの作成を怠ってしまったからです。
これに対して、IOC側は怒ってしまい2012年のロンドンオリンピックから野球が外されてしまうことになりました。
なので、オリンピックで野球が今後継続して五輪競技としてあり続けるためには、IBAF側のはたらきは不可欠ですね。
ぜひ、頑張っていただきたいです。
あまり、野球を知らない人でも見ていただけるものにするためには、スター選手は欠かせません。
テニスで言えば、ロジャー・フェデラー選手やラファエル・ナダル選手、錦織圭選手。
サッカーでは、メッシ選手などのように他の競技を見渡してもスター選手は当たり前のように出場しています。
しかし、野球ではあまりこのような光景は見られません。
これには、IOC側とIBAF側の意見の相違や野球大国アメリカの意見が尊重されると言ったようなことが挙げられます。
ますは、この辺のしがらみをすべてクリアにして関係性をフランクにしつつ、対話の時間を設ける。
これが必要になってきますね。
国家間をまたいで行われることなので、利害関係が一致するのに多くの時間を費やすと思います。
しかし、今後野球界が発展していくためにはこのような手続きが必ず必要になってきます。
後回しにすることなく、今すぐにでも改革して欲しいですね。
と言う感じで、本記事のまとめに入ります。
それでは、今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
2021年の東京大会で野球がオリンピックの正式競技として復活することが決まりました。
しかし、全員がこれに賛同しているわけではなく、中には「野球はいらない」と言う人も少なからずいます。
そこには、野球が世界的にメジャー競技ではないことやメジャーリーガーのようなスター選手が出場しないといったことが要因として挙げられます。
また、次回のパリ大会では野球が再びオリンピック競技から除外されることになり、立場としては危ういと言わざるを得ないでしょう。
ここから盛り返すために、本記事では3つの改善策を提示しましたが、結局IBAF側が本腰を入れて改革していかないと野球は現状のままだと思います。
結論、今後の野球界の命運はIBAFが握っていると言っても過言ではないでしょう。
IBAFの動き次第で再びオリンピック競技として復活できる可能性はあるので、ぜひとも先頭を切って野球の世界的な普及に力を注いで欲しいですね。
IBAFの今後に注目していきましょう。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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