
・プロ野球のセリーグとパリーグの違いって何!?
・なぜ、セリーグとパリーグは分裂したの!?
・どちらが人気あるの!?
今回の記事では、上記の3つの疑問に答えていきます。
本記事を読むことで下記のようなことがわかります。
・プロ野球のセリーグとパリーグの違いについて。
・セリーグとパリーグに分かれた理由。
・セリーグとパリーグどちらが人気なのか。
記事の本筋に入る前に信頼性を担保すると、この記事を書いている私はプロ野球観戦歴13年で、毎年ひいきチームの試合を中心に全試合見ています。
また、本ブログを通じて野球情報を発信しており、総記事数としては280を超えているので、信頼性はあるはず。
そこで、今回の記事ではプロ野球のセリーグとパリーグの違いについて解説しつつ、記事の後半では二つに分かれた理由や人気度についても紹介していきます。
それでは、最後までお付き合いください。
【野球】セリーグとパリーグの違いとは!?【理由もセットで】


ここでは、セリーグとパリーグの違いについて、理由も解説しつつ書いていこうと思います。
それでは、見ていきましょう。
セリーグとパリーグのそれぞれの特徴
二つのリーグについての違いについて書く前に、セリーグとパ・リーグの特徴について書いていきたいと思います。
日本のプロ野球には、大きく2つのリーグがあります。
具体的には、先ほどから何度も書いているようにセリーグとパリーグの2つがあります。
そして、この二つのリーグはそれぞれ異なった特徴を持っています。
それではどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
セリーグの特徴
セ・リーグは正式名称「セントラルリーグ」といい、球団再編問題が起きた1949年の翌年にできました。
セントラルリーグのセントラルは英語でcentralと書くことができ、日本語で「中心」という意味があります。
この名称には「正当な連盟であり主流なリーグ」といったような意味が込められていて、私たちが正しいんだというようなニュアンスを感じ取ることができるように思います。
ちなみに2019年8月26日現在におけるセントラルリーグの加盟球団は以下の通りです。


セ・リーグの中ではいつの年も巨人がやはり強いです。
長嶋監督の時にV9を達成したように、球界の盟主と呼ばれている巨人はいつの時代も強いですね。
しかしここ最近は、カープ女子といった言葉に代表されるように、広島カープが人気・実力ともに頭角を現し、二連覇を達成しています。
ちなみに阪神は、2005年以降優勝争いはするのですが、頂点をとることができていないのでそろそろとってほしいなと思いますね。
パリーグの特徴
パ・リーグは正式名称「パシフィックリーグ」といい、創設された年はセ・リーグがそう右折された年と同じく1950年にできました。
パシフィックは英語でpacificと書くことができ、日本語訳では「太平洋」という意味があります。
この名称には「国際的な視野のあるリーグ」という意味が込められています。
そういう意味では、近年ダルビッシュ有や大谷翔平などのメジャーリーガーはパ・リーグから輩出されているので、連盟としてしっかりと意味を成しているのかなと思います。
ちなみに2019年8月26日現在におけるパシフィックリーグの加盟球団は以下の通りです。


実力としては近年はソフトバンクが強いイメージがありますが、清原が西武にいた時代は「黄金時代」と呼ばれ、毎年優勝していた時期がありました。
今年に関してもソフトバンクが優勢かなとは思いますが、そこまで差は開いていないのでまだわからないですね。
セリーグとパリーグのルール上での違い
それでは、本題に入っていきます。
セ・リーグとパ・リーグでは加入しているチームだけが違うわけではありません。
この二つを比較するうえで明らかに違うポイントが一つあります。
それは、ズバリDH制です。
☞「野球の指名打者(DH)とは!?メリットや適任の選手の特徴も解説!!」
DH制とは正式名称「Designated Hitter」のことを言い、日本語では「指名打者」のことを言います。
指名打者があるパシフィックリーグは、ピッチャーが打席に立たずにその代わりに指名打者のバッターが打席に立ちます。
反対に、指名打者がないセントラルリーグはピッチャーがそのまま打席に入ります。
このDH制度のあるのとないのでは結構戦い方が変わってくるので、セリーグとパリーグの違いを語る上でははずせないですね。
最近では、DHのないセリーグにDHを導入しようと言う動きもありますね。
☞「原監督がセリーグにDH制導入を提案【考えが単純すぎる】」
今日本のプロ野球は大きな変革期を迎えようとしているところなので、このDH制の有無にも結構影響してきそうですね。
セリーグとパリーグに分かれた理由
実は、日本のプロ野球は発足当初、1リーグ制で試合が行われていました。
また1946年から1949年まで、1リーグ8球団で試合が行われていましたが、戦後の復興ムードとともにプロ野球に対する関心が高まり、多くの企業がプロ野球に参入しようと手を上げました。
数多くの企業が球団を作ることを打診していく中で、毎日オリオンズが球団を創設することを宣言したことで、賛成派と反対派のグループに分裂していくことになりました。
そして、賛成派が現在のパ・リーグ、反対派が現在のセ・リーグといった名称に変えてプロ野球は再出発を図り、現在に至ります。
このような流れから、日本のプロ野球は1リーグ制だったのが、2リーグ制に変わることとなりました。
もし1リーグ制が続いていたら
もし、1949年に球団再編問題が起きることなく1リーグ制が続いていたらどうなっていたでしょうか。
私は、プロ野球自体がこんなに長く続かなかったのではないかなと思います。
この問題の裏事情についてはわからないので、素人じみた意見になってしまうのですが、単純に1リーグ制だとマンネリ化して続かなかったように思えます。
これを2リーグ制にしたことで、別リーグのチームとは戦うことは日本シリーズ以外はないので、私が言うマンネリ化ということは起きないように思います。
しかし、21世紀にはいり、クライマックスシリーズや交流戦などが行われるようになり、別リーグではあるけど対戦機会が多くなったことで、別リーグの球団が戦いあうといったプレミア感は半減したように思えます。
☞「プロ野球CSが日本シリーズの視聴率低下を招いている件【数字で表してみました】」
そういう意味では、今、日本プロ野球界は球団再編に並ぶような改革が必要なのかもしれませんね。
プロ野球においてセリーグとパリーグどちらが人気なのか!?


結論から言うと、数年前ぐらいまではセリーグの方が人気がありました。
逆にパリーグはどこの球場に行っても、閑古鳥がなくくらい人が少なかったですね。
しかし、最近ではパリーグの方がスター選手を輩出し続けたことで、実力面においてはセリーグよりもパリーグの方が強いですね。
これについては、交流戦の成績を見たらすぐにわかると思います。
今後のプロ野球界の浮沈はセリーグにかかっている
今後のプロ野球界は、セリーグにかかっていると思います。
これまでは人気も実力もセリーグの方が上だったので、あぐらをかける状況でした。
しかし、今はパリーグの方が実力も高く、人気も上回りそうな勢いですよね。
こんな状況の中で、セリーグはもうあぐらをかけなくなっています。
だからこそ、セリーグは6球団が協力して改革するぐらいの勢いで変えていかないと、プロ野球の未来はないと思います。
今後のプロ野球を見つつ、セリーグの生まれ変わる姿に期待したいですね。
【野球】セリーグとパリーグの違いとは!?:まとめ
ここまで、セ・リーグとパ・リーグの由来やルール上での違いについて書いてきましたが、いかがでしたか。
この記事を読んだあなたが、少しでも野球について詳しくなり、見てみたいなという気持ちになってくれたら、こちらとしてもうれしいです。
私もこの記事を書くまでは、あまりセ・リーグとパ・リーグの違いについてあまり詳しく考えてきたことがなかったので、とてもいい勉強になりました。
今回はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。
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