
・野球のドラフトってどういう意味なの!?
・野球のドラフトってどう言った仕組みをしてるの!?
今回の記事では、上記の2つの疑問に答えていきます。
本記事で分かること
- ドラフトの意味や仕組みが分かります
- ドラフトのエピソードや注目するべき点が知れます
毎年10月に行われるドラフト会議は、プロ野球ファンにとっては秋の風物詩ですよね。
その秋の風物詩を楽しむためには、ドラフトのルールや仕組みなどが頭に入ってないといけませんよね。
本記事では、上記にアプローチした記事を書いていこうと思います。
記事の本筋に入る前に、私にポジションを明らかにしておきましょう。
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
【野球用語】ドラフトとは!?ルールや仕組みなども解説!!


結論から言うと、毎年10月に行われる新人選手を獲得する会議のことを言います。
毎年10月に行われることから、プロ野球界では秋の一大イベントと捉えられています。
それでは、毎年10月に行われるドラフトは、一体どのようなルールで行われているのでしょうか?
一見、少し複雑であるように見えがちではありますが、そこまで難しくはありません。
ここでは詳細を話すのではなく、初心者の方でもわかるように、見るべきポイントだけをまとめてお伝えしていきます。
それでは、まずドラフトのルールについて見ていきましょう。
ドラフトのルールはどんな感じなのか!?
ドラフトのルールで覚えておくことは、指名されたら基本的にはその球団に行かなければいけないと言うことですね。
非常にシンプルですよね。
しかし、自分が思っていた球団とは違うから拒否すると言うこともできます。
その場合は、1年間浪人すると言う形になります。
現在、巨人で活躍している菅野投手はその最たる例ですよね。
1回目のドラフトで日本ハムに指名されましたが、納得いかず拒否をして1年間浪人することになりました。
その後、次の年のドラフトで巨人が指名して菅野投手は晴れてプロ野球選手となりました。
このような形もあるので、ドラフトで指名されたからと言って必ず入団するわけではないことは頭に入れておきましょう。
あくまで交渉権を獲得したと言うことだけなので、獲得が決定したわけではありません。
ドラフトにかかるための条件は!?
それでは、ドラフト会議で指名されるためにはまず、ドラフトでかかるための条件が存在します。
日本プロ野球機構がドラフトの規約を出しているので、それを引用してみます。
新人選手とは、日本の中学校、高等学校、日本高等学校野球連盟に加盟が認められている学校、大学、全日本大学野球連盟に加盟が認められた団体に在学し、または在学した経験を持ち、 いずれのNPBの球団とも選手契約を締結したことのない選手をいう。
日本の中学校、高等学校、大学に在学した経験を持たない場合であっても、日本国籍を有するものは新人選手とする。出典:新人選手選択会議(ドラフト会議)の概要 | 2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD | NPB.jp 日本野球機構
まとめると、下記のとおりです。
- 日本の中学や高校などに在学していたor経験がある
- NPB球団と契約を締結した経験がない
- 日本で在学した経験がなくとも、日本国籍があれば良い
これらが、ドラフトにかかるための条件になります。
これを見て、あなたはどう思いましたか?
「もしかしたら、野球経験ない自分でもいけるのかな?」
そうです、この記事を読んでいるあなたでも上記の条件が揃っていたら、ドラフトにかかるチャンスがあります。
ドラフトにかかるために、プロ志望届と言う志願書を出すのですが、それを出せばドラフト候補に入れます。
しかし、指名されるのは甲子園や実力のある選手ばかりなので、素人がドラフト候補に入ったところで指名されることはないですね。
この話は置いておくとして、いずれにせよドラフト候補になるためには、条件も存在するので、これも頭に入れておくと見る際に便利かもですね。
ドラフトの仕組みはどんな感じなの!?
それでは、当日のドラフト会議がどのような形で進行していくかを解説していきます。
ドラフト会議では、基本的に各球団がドラフト候補から1人ずつ順番に指名していきます。
各球団1人目の指名をドラフト1位、2人目以降はドラフト2位、3位という呼び名になっていきます。
そして、ドラフト1位指名と、2位指名以降は少し指名方法が異なります。
これについて、もう少し深堀していこうと思います。
ドラフト指名の1巡目の時
動画で見たい方は、上記で見ることができるので、見てみてください。
ドラフト1位指名の際は、はじめに通常通りドラフト候補から1人ずつ指名していきます。
12球団の指名が終わった後、単独指名に成功した球団は、そこでドラフト1位指名が終わり、交渉権を獲得できます。
問題なのは、1人の選手に複数の球団が指名したときですね。
毎年、ゴールデンルーキーと言われる人気&実力を兼ね備えた選手がいるので、その選手に指名が集まることは多くあります。
その時は、くじ引きで交渉権獲得を決めていきます。
そのくじ引きを当てた球団が、その選手をドラフト1位指名することができます。
外した球団は再度、ドラフト候補選手から1人指名します。
そしてまた、指名が重なったらくじ引きをして決めていきます。
この繰り返しをしていき、12球団ひととおりドラフト1位指名が完了したら、そこでドラフト1位指名は終わります。
その後、ドラフト2位指名に動くこととなります。
ドラフト指名の2巡目以降
ドラフト2位指名の時は、ウェーバー順と言ってその年の最下位球団からの指名になります。
つまり、6位→5位→4位→3位→2位→1位ということですね。
動画を見ていただくと分かる通り、ヤクルトから指名が始まって、次にオリックスが指名していますよね。
ヤクルトとオリックスは、どちらも2019年シーズンの最下位チームになるので、ドラフト2位指名では一番早い指名となります。
またこの年では、ヤクルトがオリックスより先に指名しているので、セ・リーグ優先の指名になっていますね。
ちなみに2020年のドラフトは、パ・リーグ優先の指名に入れ替わるので、ウェーバー制であるのは変わらないですが、パ・リーグ優先となるので、パ・リーグの最下位球団が先の指名をします。
それでは、ドラフト3位指名はどうなるのでしょうか?
ドラフト3位指名の時は、逆ウェーバー制となるので、その年の優勝チームから順番に指名していきます。
つまり、1位→2位→3位→4位→5位→6位という指名になります。
このような形で、交互に順番を変えて指名していくことになります。
ちなみに、ドラフト2巡目以降はくじ引き制度はありません。
つまり、早い者勝ちになります。
上記を頭に入れた上で、ドラフト会議を試聴しましょう。
なぜドラフトが行われるのか!?
これは、ドラフト会議の本質的な部分に刺さる問いになりますね。
結論から言うと、戦力の均衡を図るためですね。
つまり、各球団の戦力バランスが崩れないようにするためですね。
もしドラフト会議がないとどうなると思いますか?
ドラフト会議がないと、戦力のバランスが崩れます。
特にお金持ちの球団は。いい選手をどんどん取るようになりますよね。
また、指名する数の制限もないので、1球団で20人指名できたりもしますね。
こんな感じで、ドラフト会議がないと戦力のバランスが整わなくなり、野球をしている側も見ている側も面白くなくなります。
こんな事態を防ぐために、ドラフト会議はあるのではないかと私は考えています。
【野球用語】ドラフトでのおもしろor凄すぎエピソードについて調べてみた!!


ドラフト会議のルールや仕組みなどを解説したので、最後にちょっとしたエピソードや名場面について紹介していきます。
ドラフト会議は、新人選手にとってはプロ野球選手になる輝かしい瞬間でもあります。
そうなると、時には笑い、時には涙すると言った場面も多くあります。
過去の歴史を振り返っても、数々のドラマがありました。
また、ドラフト会議というきっちりとしたイベントであるにもかかわらず、ポカをかましてしまうおもしろ場面も生まれたりします。
私が選んだドラフト会議のおもしろor凄すぎエピソードは下記のとおりです。
- KKドラフト事件【1985年】
- 当たりくじと勘違いしてしまった事件【過去に3回発生】
それでは、上記の2つを深堀していきます。
KKドラフト事件【1985年】
1985年のKKドラフト事件は、球界や世間にも影響を与えた大きな場面になります。
ちなみにKKというのは、桑田氏と清原氏の頭文字になります。
桑田氏と清原氏は、PL学園の主力メンバーとして甲子園で大活躍しました。
その後、ドラフト候補として大きくピックアップされ、清原氏は巨人でプレーすることを熱望していました。
また、桑田氏は早稲田大学の進学が決まっていたので、大方の予想も清原氏はプロ入り、桑田氏は大学進学となるとされていました。
通常なら、桑田氏は大学進学がほぼ決まっているので、指名回避されるという見方ができますよね。
しかし、蓋を開けてみると、巨人が桑田氏を単独指名し、清原氏には6球団の指名が集まりました。
結果、桑田氏は巨人入りし、清原氏は念願の巨人入りは叶いませんでした。
このようなことが、1985年のドラフト会議ではありました。
ちなみに、私はまだ生まれていません(笑)
当たりくじと勘違いしてしまった事件【過去に3回発生】
これは、面白エピソードになりますね。
結論から言うと、引いたくじをあたりと勘違いしてガッツポーズしたものの、実際ははずれてましたよという、盛大なポカをかます事件が過去にありました。
それも3回ありました。
その中でも、私のひいきチーム阪神タイガースが大きく絡んでいる事件を紹介します。
動画で見たい方は、見出しの下に掲載しているので、そちらで見てください。
2016年ドラフト会議で高山選手の指名をめぐるくじ引きが行われました。
そして、くじを引いた瞬間ヤクルトの真中監督がガッツポーズをしました。
これを見て、私を含む阪神ファンは大きなため息をつきました。
当時、阪神の監督であった金本元監督も真中氏のガッツポーズを見てしっかりと確認してなかったらしいです。
しかし、数分後真中氏がドラフト会議のロゴマークを当たりと勘違いしてしまったことが発覚します。
そして、正真正銘の当たりくじを引いたのは阪神タイガースというなんともグダグダなドラフト1位指名になりました。
この時の高山選手の表情を見ていただくと分かると思いますが、すごい複雑な心境だったと思いますよ。
ヤクルトに指名されたと思って、ヤクルトに心が移るも、結局阪神タイガースだったわけですからね。
心の持ちようが難しいですよね。
そんな高山選手の現在については、下記の記事で解説しています。
1年目に新人王を獲得し、このままスターの階段を登るかと思いきや、現在少し伸び悩んでいるので、頑張って欲しいところですね。
話を戻すと、ドラフト会議では視聴者の心に訴える名場面だけではなく、思わずクスッと笑ってしまうおもしろ場面もあるので、見ていて楽しいですよね。
指名される選手は、人生がかかっているので、そんなわけには行かないと思いますけどね。
個人的な名場面は藤浪晋太郎を引き当てた場面【テレビの前で発狂しました】
これは、私がこれまでドラフトを見てきて一番嬉しかったことですね。
2012年ドラフトは、自分が高校野球をよく見ていたこともあって、とても印象に残っているドラフトです。
高校野球を見ていた中で、ずっと欠かさず見ていたのが当時大阪桐蔭高校に在籍していた藤浪選手ですね。
阪神ファンの私にとっては、どうしても欲しかった逸材でしたね。
また、甲子園を春夏連覇したという実績もあったので、各球団から指名が重なると予想されていました。
当日、大方の予想通り4球団に指名されてくじ引きとなりました。
阪神はほんとくじ引きにとことん弱いチームで、甲子園のスターはことごとく、くじで逃してきました。
しかし、奇跡が起きましたね。
阪神がなんと藤浪選手のくじを当ててしまいました。
これは、ほんと鳥肌ものでしたね。
テレビの前で、嬉しすぎて発狂した覚えがあるぐらいほんとに嬉しかったです。
これは、後にも先にも一番心に残るドラフト会議でしたね。
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【野球用語】ドラフトとは!?仕組みやエピソードも徹底解説!!
それでは今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
- ドラフトは毎年10月に行われる、プロ野球界の秋の風物詩になっている。
- ドラフトで指名されても拒否することは可能。(1年間の浪人する)
- ドラフトが行われる理由は、各球団の戦力バランスを整えるため。
- 野球ファンがドラフト会議を見る時は、そこまで深くルールを知る必要はないが、浅い知識は頭の中に入れておいた方が良い。
今回の記事では、ドラフト会議の仕組みやルールに解説しつつ、名場面やエピソードについても執筆しました。
ドラフト会議は、新人選手がはれてプロ野球選手になる瞬間を見ることが出来る貴重な場面になります。
しかし、私はあなたにここまでで終わって欲しくはないです。
せっかく新しい選手がひいきチームに入ったのですから、ぜひこの続きも見ていきたいですよね。
しかし、地上波などの民放では追い続けるのには限りがあります。
そこで、私からあなたに下記の2記事を合わせて読んで頂くことを提案します。
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上記の2つの記事を読みつつ、実践していただくことで、ドラフト会議で新たにブロ野球選手としてスタートした選手達を追い続けることができます。
つまり、プロ野球の試合などが見放題になるということですね。
ドラフト会議では、毎年ゴールデンルーキーと言われるような大物新人選手がいます。
そのような注目度の高い新人選手をドラフト後も追い続けることができるように、視聴環境を整えていきましょう。
そして、これからのプロ野球も盛り上がっていきましょう!!
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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