
・ノーヒットノーランってどういう意味なの!?
・完全試合との違いがわからないよ
今回の記事では、上記の2つの疑問に対して答えていきます。
ノーヒットノーランを達成すると、ニュースや紙面上がとても賑わいますが、あなたは正確な意味をご存知ですか?
また、完全試合ともよく間違われますが、あなたは区別がついていますか?
記事の本筋に入る前に、信頼性を担保すると、この記事を書いている私はプロ野球観戦歴16年以上で、ひいきの試合を中心に毎年143試合見ています。
また、本ブログを通じて総記事数としては350記事以上、プロ野球情報を中心に発信しているので、信頼性はあるはず。
そこで、今回の記事ではノーヒットノーランについての意味を完全試合との違いに着目しながら解説しつつ、後半ではノーヒットノーランを達成する方法も解説していきます。
それでは、最後までお付き合いください。
※音声ラジオで聴きたい方は下記からどうぞ。
ノーヒットノーランの意味とは!?【完全試合との違いも解説】


結論から言うと、ヒットを打たれず、かつ得点を与えずに試合を終了することを言います。
もっと詳細に言うと、wikipedia の解説がわかりやすいでしょう。
*ノーヒットノーラン*(: no-hitter, no-no)とは、 野球、 ソフトボール の 試合における 記録のひとつで、 投手が相手チームに 安打を与えないことを指す。
ここで重要なのは、ヒットを与えないことがキーポイントになりますね。
なので、第一条件としてヒットを打たれないことが重要ですね。
加えて、得点を許さないことで、ノーヒットノーランが公式の記録として認められることとなります。
また、引き分けで終わった場合は参考記録として扱われるので、公式の記録ではなくなります。
つまり、ノーヒットノーランとしては認められません。
このようにみると、ノーヒットノーランって意外と複雑であることが分かりますね。
記事を書いている私も意外と知らないことが多かったので、びっくりしています。
ノーヒットノーランだったのに、コールドになった場合は!?
このパターンは、意外とあるんですよね。
解説する前にコールドゲームについてあまりよくわからないと言う方は、下記の記事で解説しているので、合わせてお読みください。
話を戻すと、ノーヒットノーランなのにコールドで試合が途中で終わった場合はどうなるのか。
結論を言うと、参考記録になります。
つまり、ノーヒットノーランとしては認められないですね。
試合としては9回まで終わっていないということになるので、ノーヒットノーランとして認められないのは当然かもしれませんね。
ノーヒッターの意味とは?
ノーヒットノーランと間違えられることが多いのが、ノーヒッターという用語ですよね。
ノーヒッターとは、主にアメリカでよく使われる言葉で、無安打に抑えたことを言います。
要するに、無安打には抑えたけど得点を許してしまって、試合が終わった時に使われる用語になります。
すごくややこしいと思いますが、ノーヒットノーランとノーヒッターの大きな違いは、得点を許したか許していないかの違いですかね。
完全試合との違いとは!?
ノーヒットノーランは、完全試合と間違われることも多くありますね。
ちなみに完全試合の意味については、「完全試合の意味とは!?達成する条件や悲劇のエピソードも紹介!!」で解説しているので、合わせてお読みください
話を戻すと、ノーヒットノーランと完全試合の大きな違いは、四死球や暴投、エラーなどがあるかないかですね。
ノーヒットノーランの場合は、エラーや四死球などを与えても、無安打無得点で試合が終われば記録として認められました。
しかし、完全試合はノーヒットノーランから、さらにエラーや四死球などを削ぎ落としたものを言います。
完全試合に関しては、近年達成者が全くいませんね。
最後に達成したのが、1994年の槇原氏以来なので、20年以上達成されていない記録になりますね。
余談なんですけど、16年間プロ野球を見てきて、完全試合を達成した選手はまだ見たことないです。(どうでもいいのでスルーしてください🙇♂️)
ノーヒットノーランのパターンは大きく2つある【結論:日米で異なる】


結論から言うと、大きく2つありますね。
具体的には、下記の通りです。
・先発が1人で投げ切るパターン
・継投でつないでいくパターン
ノーヒットノーランといえば、1人で投げ切るパターンが主流ですが、継投していくパターンもまれに存在します。
このようなパターンの時、どのように処理されていくのかを解説していきます。
先発が1人で投げ切るパターン
先発が一人で投げていき、ノーヒットノーランが達成された場合は公式記録として認められます。
これについては、日本とアメリカで考えの違いは特にないので、理解しやすいパターンであると思います。
継投でつないでいくパターン
このパターンでは、日本とアメリカで考え方の違いが出てきます。
日本だと、継投でのノーヒットノーランの達成は参考記録としての扱いとなります。
つまり、正式なノーヒットノーランの記録として認められません。
なので、日本は基本的に個人記録として達成された場合に正式な記録として認められるという認識で間違っていないと思います。
また、アメリカはこの場合、なんと公式記録として認められます。
また、ノーヒットノーランを達成した際に継投に参加した選手全員にノーヒットノーランを達成したという記録が与えられます。
まとめると、下記のような感じですね。
・日本:継投での達成は、参考記録になる。
・アメリカ:公式記録として認め、継投に参加した選手全員に記録が与えられる
このようにみると、日本はノーヒットノーランを達成する際のハードルが高めであるのがわかりますね。
まとめ:ノーヒットノーランの意味が意外と複雑だったりする
それでは、今回の記事の重要ポイントを改めてまとめていきます。
- ノーヒットノーランは、無安打無得点で試合が終了することをいう。
- ノーヒットノーランと完全試合の違いは、四死球やエラー等が発生するかしないかの違いである。
- ノーヒットノーランになるパターンは大きく2つある。(参考記録or公式記録の違いはある)
ノーヒットノーランと完全試合についてよくごっちゃになりがちですけど、理解できましたかね。
また、ノーヒットノーランには先発が投げ切るだけではなく、継投で達成する方法もあるので、野球知識がさらに増したかと思います。
この野球知識が増えていくことで、プロ野球観戦がより楽しくなるので、日々知識のアップデートを行なっていきましょう。
野球用語に関しては、本ブログでも多く書いているので、「野球ルール、用語」というカテゴリーから見ていただくと読むことができます。
それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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