野球におけるアウトとはどう言う意味ですか!?また、アウトになるケースとしてどんなものがありますか!?プロ野球に詳しい方にぜひ教えていただきたいです。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事でわかること
- アウトとは
- アウトの種類とは
- フォースプレーとタッチプレーの違い
- 同時の場合はアウトなのかについて
野球観戦において基本中の基本でもあるアウトについて、今回の記事では意味から種類、アウトにまつわる疑問について徹底解説していきます。
記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
目次
アウトの意味とは!?
結論から言うと、野球における記録の1つで、「規定上、打者と走者がプレーから除外されること」を指します。
野球は点とり合戦でありながら、アウトカウントを稼ぐ競技でもあります。
1回に3アウトが上限で、3アウトになるたびに攻守が入れ替わります。
そのため、野球を見る上で得点だけではなく、このアウトについてしっかりと理解しておく必要もあります。
では、アウトになるプレーにはどのようなものがあるのでしょうか。
これについては、次のところで詳しく解説していきます。
アウトの種類とは!?各アウトの特徴も解説
結論から言うと、主にアウトになるプレーは全部で10個あります。
具体的には、以下の通り。
- 見逃し三振&空振り三振
- フライアウト
- ゴロアウト
- 守備妨害
- バッターボックス外で打つ
- フォースアウト
- タッチアウト
- オーバーラン
- ラインアウト
- リタッチ
それでは、上記の10個を深掘りしていきます。
見逃し三振&空振り三振
野球でよく見るアウトの取り方ですね。
三振とは、2ストライク後にストライクをとられることで成立する記録になります。
したがって、見逃し三振の場合は「2ストライク後にボールを見逃してストライクを取られること」。
空振り三振の場合は、「2ストライク後に空振りをしてストライクを取られること」を指します。
上記2つは、それぞれ記録として成立することで、1アウト得ることができます。
フライアウト
こちらもオーソドックスなアウトの取り方ですね。
フライアウトとは、その名前の通りで飛球をノーバウンドで守備側の選手が捕ることで成立する記録です。
しかし、同じフライアウトでもインフィールドフライの場合、少しアウトの成立の仕方が特殊だったりします。
別記事で解説しているので、ぜひ合わせて読んでみてください。
インフィールドフライについての解説記事
ゴロアウト
ゴロアウトは、フライアウトのゴロバージョンと思っていただけたら良いです。
ゴロアウトが成立する場面はいろんな状況がありますが、ここでは詳しくは解説しません。
一番野球観戦で見るパターンをお話しすると、以下の状況かなと思います。
- 打者がボールを打つ
- 守備側の選手がゴロ打球を捕る
- 守備側の選手が一塁へ送球
- 打者が一塁へ到達するよりも、守備側の選手の送球が早かったので、アウトが成立
上記の流れがゴロアウトが成立する基本のケースなので、覚えておきましょう。
守備妨害
守備妨害が審判に宣告された場合、守備妨害をしたチームに1アウト与えられます。
守備妨害の具体例としては、走者が守備側の選手の邪魔をするとか、盗塁の際に打者が捕手の送球を妨げるとかですかね。
上記に該当した場合、守備妨害とみなされアウトとなります。
バッターボックス外で打つ
あまりプロ野球の世界では見かけませんが、この場合もアウトになります。
野球を見ていると、打者は白線の囲いの中に立っていますよね。
バッターボックスとは、その白線囲いを指します。
そこを外れて打った場合、打者はアウトになります。
走者に打球が当たる
プロ野球の世界ではたまにあるのですが、打球が走者に当たった場合、これはアウトになります。
したがって、走者は打球が自分のところに飛んできた場合は、うまく避けないといけません。
フォースアウト
フォースアウトとは、ボールを持っている選手がベースを踏むことで成立するプレーです。
先ほどゴロアウトのところで書いた具体例ですが、あれもフォースプレーの類に入ります。
タッチアウト
タッチアウトとは、その名の通りボールを持っている選手が走者にタッチをすることでアウトが成立するプレーです。
タッチをする選手は、しっかりとボールを持っていないといけません。
オーバーラン(塁を超えて走る)
オーバーランとは、塁に向かって走る際、塁上を超えて走ってしまうことを指します。
オーバーランをした走者は守備側の選手にタッチされると、アウトが成立します。(タッチアウト)
しかし、仮に一塁に向かって走る場合は、塁上を大きく超えてしまっても二塁に進塁する意思表示をしなければ、オーバーランとは見なされません。
ラインアウト(走路を越える)
塁間を結ぶ白線のことを走路と言いますが、その走路の左右の幅は規定で決まっています。
具体的には、3フィールドと決まっているのですが、走者が守備側の選手のタッチを避けるために、3フィールドを超えて避けた場合、アウトになります。
動画で見た方がわかりやすいと思うので、以下に載せておきます。
リタッチ
リタッチとは、走者が規定により帰塁すべき塁に戻ることを指します。
リタッチが発生する例として、犠牲フライの際のタッチアップかなと思います。
具体的には、以下の動画の通り。
三塁ランナーがタッチアップする際、一度三塁に帰塁して守備側の選手がフライを捕ってからスタートしています。
このタッチアップする前の三塁に帰塁する行為がまさにリタッチですね。
このリタッチをせずにスタートした場合、守備側の選手にタッチされることでアウトが成立します。
ここまで、アウトになるプレーについて解説してきましたが、中には複雑で判断が難しいプレーがいくつかあります。
それについては、記事の後半で解説していくことにします。
続けて読んでいきましょう。
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【知っておくと便利】アウトにまつわる疑問を徹底解説
最後に、本記事で紹介したアウトが成立するプレーにおいてよく疑問になりがちな部分を補足していきます。
【疑問1】フォースプレーとタッチプレーの違いは!?
先ほど、フォースアウトとタッチアウトのことを書きました。
しかし、野球に少し詳しくなってき始めた人に陥りがちな悩みとして、「どういう条件でフォースプレーまたはタッチプレーが発生するのかがわからない」というのがあります。
結論から言うと、両者の違いは進塁義務にあります。
わかりやすく書くと、以下の通りになります。
- フォースプレー→進塁義務ありの場合発生
- タッチプレー→進塁義務なしの場合発生
では、具体例を交えて見ていきましょう。
【ケース1】走者なしの場合
この場合は、非常にオーソドックスですね。
打者は打ったら一塁へ駆け抜けなければいけませんが、それはなぜかというと進塁義務が発生するからです。
この場合、フォースプレーによってアウトが成立します。
【ケース2】一塁から二塁へ盗塁の場合
この場合はどうでしょうか。
結論から言うと、この場合はタッチプレーになります。
なぜなら、進塁義務が発生しないからです。
盗塁は、自分の意思で進塁するため、進塁義務というのはありません。
そのため、タッチプレーになります。
【疑問2】同時の場合はアウト?セーフ?どちらなのか!?
これも結構疑問として取り上げられやすいですね。
結論から言うと、この場合セーフになります。
これは、野球のルールで決まっています。
なので、守備側の選手の捕球と走者の塁への到達が同時の場合は、アウトではなくセーフと理解しておきましょう。
それでは、この辺りでまとめに入ります。
【野球用語】アウトとは!?種類は!?同時はアウト!?セーフ!?:まとめ
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それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- アウトとは、「規定上、打者と走者がプレーから除外されること」を指す
- フォースプレーとタッチプレーの違いは、進塁義務があるかどうか
- 同時の場合は、アウトではなくセーフと判定される
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球用語やルールについて多数の記事を投稿しています。
以下の記事では、当サイトで解説した野球用語やルールについてまとめているので、こちらもぜひご拝読ください。
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今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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