2023年からMLB(メジャーリーグ)でピッチクロックの導入が始まりました。あまり、メジャーリーグを見ないのですが、ピッチクロックとはどのようなルールなのでしょうか
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事でわかること
- ピッチクロックとは
- ピッチクロックのルール
- ピッチクロックが導入された理由
- ピッチクロックはいらないという意見もある
- ピッチクロックは日本にも導入される可能性
今回の記事では、2023年にMLBで新ルールとして適用される、ピッチクロックについてあらゆる角度から解説していきます。
記事の本筋に入る前、私の自己紹介しておきましょう。
信頼性の担保
- プロ野球観戦歴15年以上
- Twitterフォロワー数4000人超
- 月刊閲覧数は100000PV超(上位1%代)
それでは、記事の最後までお付き合いください。
ピッチクロックとは!?
結論から言うと、投手が打者にボールを投げるまでの時間に制限を持たせるルールのことです。
具体的には、以下の通り。
左の方を見てみてください。
カウントダウンしていますよね。
この数字が0になるまで、投手は打者にボールを投げないといけません。
これまでは、投手が打者にボールを投げる時、「〇秒まで投げないといけない」といったルールはありませんでした。
しかし、2023年シーズンからMLBでピッチクロックが導入されることになり、MLBでもし好意的な反応が多ければ、他の国でも導入が検討されることが予想されます。
まだ、導入したばかりなのでなんとも言えませんが、果たしてアメリカ以外での導入は実現するのでしょうか。
ピッチクロックを最初に導入したのは!?
ピッチクロックを最初に導入したのはどこでしょうか。
時系列で見ると、一番最初に導入されたのは2010年。
アメリカの大学野球(サウスイースタン・カンファレンス)で、試験的に導入されました。
2014年には、アメリカのプロリーグ(アリゾナ・フォールリーグ)でも導入され、徐々にピッチクロックをルールとして取り入れるリーグが増えていくことになります。
MLBでは、2022年9月に公式で「2023年シーズンからピッチクロックを導入する」声明を出し、2023年のオープン戦からピッチクロックが適用されています。
ピッチクロックのルール
ピッチクロックの具体的なルールは、以下の通り。
- カウントダウンは、投手がボールを受け取ってから始まる
- 投手は牽制などでプレートを2回まで外せ、タイマーも外すたびにリセットされる(3回目に牽制でアウトにできなければボーク)
- 投手はサイン交換の際、ピッチコムを使用する
- 投手は、走者無しの時は15秒、走者ありの時は20秒までに投球動作に入らなければならない
- 打者は、残り8秒までに打席に入らなければならない
- 打者は1打席1回だけタイムすることができる
- 投手と打者ともに制限時間を超えた場合、自動的に1ストライクが追加される
ピッチクロックと聞くと、投手だけに適用されるルールと思われがちです。
しかし、実際は、投手だけでなく打者にも適用されるルールになります。
なぜ、ピッチクロックが導入されたのか!?
ピッチクロックが導入された理由は、ズバリ「試合時間の短縮」ですね。
近年、プロ野球人気の低迷が叫ばれることが多く、その理由として「試合時間の長期化」や「テンポの悪さ」が挙げられています。
その課題の打開策として、ピッチクロックというルールが生まれました。
事実、MLBで2023年のオープン戦で導入してから、試合時間が昨年よりも23分削減することに成功しました。
まだ、導入してそこまで時間が経っていない段階で、この結果を生み出せているので、時間の経過と共に削減時間も増えていきそうです。
ピッチクロックはいらないという意見もある
ピッチクロックの導入によって、「試合時間の削減」や「テンポアップ」といったメリットが生み出せました。
しかし、全ての野球ファンがピッチクロック導入に賛成しているわけではありません。
以下、ピッチクロックに対する意見になります。
反対派のほとんどが、「駆け引きであったり、間がなくなる」といった意見でした。
確かに「何か急かさられている感じがして、打者との駆け引きがなくなりそう」といった感覚は、わからなくもないです。
打者との駆け引きや間は、野球の醍醐味でもありますからね。
しかし、ピッチクロックを導入したからといって、打者との駆け引きや間が完全にとっぱられることはないかと思います。
実際に、以下のような選手もいたりしますからね。
これは賢いですよね。
こういった感じで、ピッチクロックが導入されたことで生まれる駆け引きもあるので、そういった部分では個人的には楽しみです。
スポンサードリンク
【結論】ピッチクロックは日本にも導入されるのか!?
これまでの流れを踏まえると、導入される可能性が高いでしょう。
基本的に、NPB(日本プロ野球)のルールは、MLBに則って構築されているので、MLBでピッチクロックの導入が成功した場合、日本に適用されると思います。
日本では、まだピッチクロックに対して反対意見が多いので、こういった意見をどうやって賛成派に変えていけるかが、今後導入の是非を分けるポイントになりそうです。
それでは、この辺りでまとめに入ります。
【野球用語】ピッチクロックとは?日本に導入?いらないという意見も:まとめ
スポンサードリンク
それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- ピッチクロックとは、「投手が打者にボールを投げるまでの時間に制限を持たせるルール」のこと
- ピッチクロックを最初に導入したのは、アメリカの大学野球(サウスイースタン・カンファレンス)
- ピッチクロックの導入理由は、「試合時間の短縮」
- 2023年MLBのオープン戦で導入した結果、試合時間の平均が23分減少
- 2024年以降、日本にピッチクロックが導入される可能性あり
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球用語やルールについて多数の記事を投稿しています。
以下の記事では、当サイトで解説した野球用語やルールについてまとめているので、こちらもぜひご拝読ください。
合わせて読みたい記事
- 初心者向けの野球ルール解説記事
- ブックマーク必須の野球用語まとめ記事
今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
コメント