この間、野球を見ていたら、ダブルスチールと言う言葉を聞きました。ダブルスチールとは、どう言う意味でしょうか。また、ダブルスチールは、どのような時に行われるのでしょうか。
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事でわかること
- ダブルスチールとは
- ダブルスチールが成立した時の記録
- ダブルスチールが与える影響&メリット
- ダブルスチールの具体例
先日、メジャーリーグで以下のようなことがありました。
エンゼルスの大谷翔平選手が、見事ダブルスチールを決めました。
この日、ニュース番組で大谷選手のダブルスチールを報道する局が多く、非常に盛り上がったのですが、そもそもダブルスチールとは何か知っていますか!?
本記事を読んでいるあなたは、おそらくダブルスチールについてあまり知らない方だと思うので、そんな方向けに、今回の記事では、ダブルスチールについて詳しく解説していきます。
記事の本筋に入る前に、私の自己紹介をしておきましょう。
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それでは、記事の最後までお付き合いください。
目次
ダブルスチールとは!?
結論から言うと、走者2人が盗塁を行う作戦のことを指します。
盗塁の意味については、以下の記事で解説済みです。
盗塁についての解説記事
簡単に言うと、投手の目を盗んで進塁することを盗塁と言い、ダブルスチールの場合は、この盗塁を2人で行います。
また、ダブルスチールは、別名「重盗」とも言い、スコアを書く際は、そのように表記する事が多いですね。
ダブルスチールが成立した時、記録はどうなる!?
ダブルスチールが成功した場合、それぞれ走者にどのような記録がつけられるのでしょうか。
先ほど、「重盗」と言うワードを出しましたが、公式記録上、ダブルスチールの数を示す記録はありません。
では、どうなるのか。
結論から言うと、各走者に盗塁が記録されます。
つまり、塁上に2人の走者がいる状況で、ダブルスチールが成功した場合、2人に盗塁が記録されるわけです。
逆に、2人の走者のうち誰か1人でもアウトになった場合、盗塁の記録はつきません。
ダブルスチールはどのようなシチュエーションで行われる!?
結論から言うと、大きく2つの場面でよくみられます。
具体的には、以下の通り。
上記2つのシチュエーションでよく使われる作戦になります。
ダブルスチールは、基本的に2人の走者が同時スタートし、「1塁2塁の場面」がそれに該当します。
しかし、「1塁3塁の場面」は少し異なり、3塁走者が少しタイミングをずらして、スタートします。
流れとしては、まず一塁走者がスタート。
キャッチャーが二塁送球したとみるや、三塁走者がスタートするといった流れです。
同じダブルスチールではありますが、「1塁2塁の場面」と「1塁3塁の場面」で少し違うことを頭に入れておきましょう。
ダブルスチールが相手に与える影響・メリットとは!?
では、ダブルスチールは相手にどのような影響・メリットを与えるのでしょうか!?
結論から言うと、大きく3つの影響・メリットがあると思います。
具体的には、以下の通り。
- 得点チャンスを拡大できる
- ピッチャーにプレッシャーを与えられる
- ベンチに対して、「このチームは何かしてくる」といった意識を植え付ける事ができる
代表的なものは、上記の3つかなと思います。
走者が1人ではなく、2人で行う作戦であるため、その分一気にチャンスを失うリスク(2人ともアウトになる…etc)はありますが、成功した場合、相手チームに与える影響は非常に大きいです。
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【厳選】ダブルスチールの2つの具体例
それでは、ダブルスチールの概要がなんとなくわかったところで、具体例を見ていきましょう。
ダブルスチールの事例【ランナー1塁2塁の場面】
こちらは、ランナー1塁2塁の場面のダブルスチールです。
ダブルスチールを完成させるためには、投手の癖をしっかりと見抜く必要があります。
逆に、しっかりと見抜けないと、ダブルスチールを成立させることは難しいです。
また、三塁への盗塁は二塁への盗塁よりも難易度が高く、ダブルスチールの際は、二塁走者が刺されてしまうケースがあります。
それを防ぐためにも、投手の癖を見抜くことは大事です。
動画にある2つのケースはどれも投手の癖を見抜いており、どれも見事なダブルスチールだと思いますね。
ダブルスチールの事例【ランナー1塁3塁の場面】
こちらのケースは、ランナー1塁3塁の場面のダブルスチールになります。
先ほど、「3塁走者が少しタイミングをずらして、スタート」するということを書きましたが、ここでは、それがしっかりとされているダブルスチールです。
また、一塁走者も非常に工夫を凝らした盗塁を仕掛けました。
具体的には、二塁への送球を誘うために、微妙にスタートを遅らせたという点です。
このダブルスチールのケースは、キャッチャーが二塁へ送球しないと、作戦としては成立しないため、一塁走者としてはキャッチャーが二塁へ送球するように誘う必要があります。
誘う方法は色々とあるのですが、今回の場面では一塁走者がスタートを意図的に遅らせることで、二塁への送球を誘った形になりました。
こちらも見事なダブルスチールですね。
それでは、この辺りでまとめに入ります。
【野球用語】ダブルスチールとは?意味は?ルールは?記録はどうなる?:まとめ
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それでは、今回の記事の重要POINTをまとめていきます。
今回の記事の重要POINT
- ダブルスチールとは、「走者2人が盗塁を行う作戦のこと」を指す
- ダブルスチールが成功した場合、走者2人に盗塁が記録される
- ダブルスチールは、主に1塁3塁の場面、1塁2塁の場面でよく使われる作戦
当サイト(プロ野球観戦の巣)では、今回の記事のようにプロ野球でよく耳にする言葉について、分かりやすく解説しています。
他の野球用語やルールについても詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
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今回の記事はここまでにしたいと思います。
楽しい野球観戦ライフをお送りください。
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