【野球用語】トリプルスリーとは!?意味や凄さ、歴代達成者も紹介!!

 

今回の記事では、このような疑問に答えていきます。

 

本記事でわかること

• トリプルスリーの意味とは
• トリプルスリーの凄さ・難易度とは
• トリプルスリーの歴代達成者一覧

 

野球界には様々な記録がありますが、その中でもトリプルスリーは非常に優れた野手でしか達成することができません。

 

そのため、滅多に見られない記録でもあります。

 

そういうこともあって、野球観戦初心者の方はトリプルスリーについて知らないという人も多いと思います。

 

そんな方に向けて、今回の記事ではトリプルスリーについて意味から歴代達成者まで幅広く解説していこうと思います。

 

記事の本筋に入る前に私の自己紹介をしておきましょう。

 

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それでは、記事の最後までお付き合いください。

 

トリプルスリーとは!?

 

結論から言うと、野手成績がとても優れた選手を指し、具体的には以下の条件を達成することで、トリプルスリーという称号が与えられます。

 

 

プロ野球で初めてトリプルスリーを達成したのが、松竹ロビンスの岩本義行さんで、今から約70年前の1950年に達成しました。

 

当時は、トリプルスリーという概念はそこまでなく、メディア等で騒がれることがありませんでした。

 

しかし、1983年に阪急ブレーブスでプレーした蓑田浩二さんがトリプルスリーを達成したあたりから、マスコミやメディア等で取り上げられるようになりました。

 

2015年にはトリプルスリーが流行語大賞に

 

実は、過去にトリプルスリーは流行語大賞を受賞しています。

 

具体的には、2015年に流行語大賞を受賞したのですが、この年はなんとトリプルスリーを達成した選手が2人も出ました。

 

これは、1950年以来65年ぶりの出来事でもあり、プロ野球界内外問わず、さまざまなところで騒がれていましたね。

 

そういうこともあり、トリプルスリーが流行語大賞にノミネートされたわけです。

 

過去を振り返っても、野球用語と流行語大賞はそこまで縁があるわけでもなかったため、当時はすごく驚いた記憶があります。

 

【難易度MAX】トリプルスリーの凄さとは!?

 

先ほど、トリプルスリーの達成条件を書きましたが、達成ハードルはめちゃくちゃ高いです。

 

例えば、以下のデータをご覧ください。

 

 

上記は2021年のデータになるのですが、トリプルスリーはおろか、3つのち1つを達成するだけでも難しいということがわかると思います。

 

では、なぜこれだけ難しいのでしょうか。

 

理由は非常に簡単です。

 

各指標で求められる力が違うからです。

 

わかりやすいのが、本塁打ではないでしょうか。

 

本塁打を打てる打者は基本的に大柄な選手が多めです。

 

近年は、山田選手のように技術で本塁打を量産する打者もいますが、基本的には大柄でガッチリした選手が多いです。

 

しかし、大柄な選手の場合、動きが鈍くなってしまう選手が多いため、盗塁数はなかなか上がりづらいです。

 

また、ホームランバッターでも振り回す系のバッターの場合は、ミート力が低いことも多く、打率を残すことも難しくなりがちです。

 

という感じで、トリプルスリーを達成することは非常に難しいです。

 

そのため、トリプルスリーを達成する瞬間を目の当たりにする機会も非常に少なく、まれな記録とも言えるでしょう。

 

近年はトリプルスリーの価値が低下中!?

 

そんな難易度が非常に高いトリプルスリーではありますが、その価値をいい意味で著しく低下させた選手がいます。

 

ヤクルトの山田哲人選手です。

 

山田選手は2015年にトリプルスリーを達成しますが、それだけに終わらず、その翌年にもトリプルスリーを達成。

 

さらに、2018年にはキャリア3度目のトリプルスリーを達成するという異次元の記録を打ち立てます。

 

そんな彼を見たファンは、このように思うはずです。

 

「トリプルスリーってこんなに簡単だっけ？」

 

「トリプルスリーを達成しない山田は山田ではない。」

 

こういった印象を受けたファンが多かったと思います。

 

先ほども書きましたが、トリプルスリーを達成することがめちゃくちゃ難しいです。

 

それを最も簡単に達成してしまうわけですから、見てる私達からしたらそう見えても仕方ないですね。

 

なので、希少価値が高く非現実的な記録であったトリプルスリーを、山田選手の手で現実的な記録に様変わりさせたと言っても過言ではないでしょう。

 

トリプルスリーの歴代達成者一覧

選手	球団	年度	打率	本塁打	盗塁
岩本義行	松竹	1950	.319	39	34
別当薫	毎日	1950	.335	43	34
中西太	西鉄	1953	.314	36	36
蓑田浩二	阪急	1983	.312	32	35
秋山幸二	西部	1989	.301	31	31
野村謙二郎	広島	1995	.315	32	30
金本知憲	広島	2000	.315	32	30
松井稼頭央	西部	2002	.332	36	33
山田哲人	ヤクルト	2015	.329	38	34
柳田悠岐	ソフトバンク	2015	.363	34	32
山田哲人	ヤクルト	2016	.304	38	30
山田哲人	ヤクルト	2018	.315	34	33

 

上記は、過去にトリプルスリーを達成した選手の一覧になります。

 

最近では、ヤクルトの山田選手と柳田選手が達成をしています。

 

また、一昔前だと足が早くて長打も打てる選手として定評があった、野村謙二郎さんや金本さん、松井稼頭央さんなどが達成しています。

 

惜しくもトリプルスリーを逃した選手一覧

選手名	所属	達成年度	打率	本塁打	盗塁
川上哲治	巨人	1950	.313	29	34
青田昇	巨人	1950	.332	33	29
長嶋茂雄	巨人	1958	.305	29	37

 

上記は、先ほどとは逆にあと一歩でトリプルスリーだった選手を一覧にしています。

 

各選手、あと一本出たらというところで逃しています。

 

また、長嶋さんに関しては、1塁の踏み忘れでホームランの記録がかき消されたことが尾を引いて、トリプルスリーの達成を逃しています。

 

そして、この3人はいずれも達成年度が1950年台となっています。

 

最初の方で書きましたが、この頃はトリプルスリーという概念がそもそもありませんでした。

 

もし、トリプルスリーへの意識が強くあれば、また違った結果になったかもしれませんね。

 

それでは、この辺りでまとめに入ろうと思います。

 

【野球用語】トリプルスリーとは!?意味や凄さ、歴代達成者も紹介!!：まとめ

 

それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。

 

 

歴代を見ても、トリプルスリーを達成した選手の数はわずか11人。

 

中でも、ヤクルトの山田選手はキャリアで3度のトリプルスリーを達成するという離れ業をやってのけています。

 

果たして、今後トリプルスリーを達成する選手は出てくるのか。

 

非常に注目ですね。

 

当サイト(プロ野球観戦の巣)では、本記事のように野球観戦する上で知っておきたい野球用語を発信しています。

 

以下の記事では絶対に覚えておきたい野球用語やルールを一覧にしてまとめているので、合わせて読んでおきましょう。

 

 

今回の記事はここまでにしたいと思います。

 

楽しい野球観戦ライフをお送りください。