【野球指標】長打率とは?計算方法や目安、歴代ランキングも紹介!!

 

今回の記事では、このような疑問に答えていきます。

 

本記事でわかること

• 長打率とは
• 長打率でよくある間違いについて
• 長打率の目安
• 長打率の計算方法
• 長打率に関する各種歴代ランキング一覧

 

長打率と聞くと、「本塁打を打つ確率のこと」と思いますよね!?

 

もし、本記事を読んでいる方で上記のように思ったそこのあなた。

 

本記事を読むことで、色々と発見があること間違いなしです。

 

そうではない人も、長打率について知らなかったこともいくつか出てくると思うので、ぜひ最後まで読んで欲しいです。

 

記事の本筋に入る前に、私の自己紹介をしておきましょう。

 

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それでは、記事の最後までお付き合いください。

 

長打率とは?

 

結論から言うと、数ある打撃指標の1つで、「打者がどれだけ塁打数を稼げるか」を数値化したものになります。

 

長打率の計算方法、出し方

 

長打率の計算方法は、以下の通り。

 

 

多分、塁打数をわからない人がいると思うので、軽く説明します。

 

塁打数とは、打者が1打席で稼いだ進塁数のことを表し、その数は0〜4まで範囲があります。

 

具体的には、下記の通り。

 

 

上記を踏まえた上で、実際に長打率の計算をしてみましょう。

 

以下、2016年に筒香選手が記録した打撃成績を元に、長打率を計算しています。

 

2016年 セ・リーグ長打率1位　筒香嘉智（DeNA）
469打数319塁打
319÷469 ＝ 0.6801　長打率.680

引用：記録の計算方法 | 野球の記録について | NPB.jp 日本野球機構

 

上記のような感じで、長打率を計算していきます。

 

なお、長打率は0を下回ることはありません。

 

一方、1を上回ることはあり、4打席4本塁打を記録すれば、長打率は40となります。

 

長打率の目安

長打率	評価
.500	素晴らしい
.450	すごい
.400	平均
.350	微妙
.300	力不足

 

長打率の良し悪しの目安は、上記の通り。

 

公式に決まっているわけではなく、各サイトやメディアによって多少目安の誤差があります。

 

なので、私がこれまで数多くのデータを見てきて、大体これくらいかなという感じで、目安を書かせていただきました。

 

選手の長打率を見る際に参考にしてみてください。

 

【豆知識】長打率にまつわる大きな間違い

 

長打率と聞くと、下記のような間違いをする方が多いのではないでしょうか。

 

「長打率 = ホームランを打つ確率」

 

合ってそうな感じはするのですが、答えは違います。

 

正しい意味は、先ほど書いたように、「打者がどれだけ塁打数を稼げるか」を数値化したものです。

 

また、長打率にまつわる大きな間違いの話を続けてすると、過去にドラマで長打率の意味を盛大に履き違えて、公共の電波に流してしまった事件があります。

 

2014年に放送されたドラマ「ルーズベルトゲーム」です。

 

そこで、下記のようなテロップで長打率が紹介されました。

 

【長打率】
2塁打以上のヒットを打つ 確率

引用：長打率とは (チョウダリツとは) 単語記事 – ニコニコ大百科

 

また、この他にもドラマの中で映った選手の成績表がデタラメで合ったり、矛盾点がいくつか合ったことから、5chとかでも指摘されてたりしていました。

 

と言う感じで、何かと長打率はいろんなところで間違えられやすい指標と言えるでしょう。

 

本記事を読んだあなたなら、もう間違えることないですね。

 

長打率の各種ランキング一覧

 

ここでは、長打率に関するランキングについて紹介していきます。

 

具体的には、以下2つ。

 

 

それでは、上記2つを深堀していきます。

 

長打率通算記録TOP10【2023年終了時点】

順位	選手名	長打率
1	王貞治	.634
2	A.カブレラ	.592
3	松井秀喜	.582
4	落合博満	.564
5	T.ローズ	.559
6	ブーマ	.555
7	中西太	.553
8	L.リー	.5419
9	山本浩二	.5416
10	小笠原道大	.5399

 

上記は、長打率の通算記録をランキングにしたものです。

 

トップは王さんの.634です。

 

5割を超えると、素晴らしい選手という評価と言えますが、王さんの場合はそれを遥かに超えてますからね。

 

また、他の選手を見ても、西武の4番で活躍したカブレラや神主打法で有名な落合氏と言う感じで、そうそうたるメンツこの上ないです。

 

長打率シーズン記録TOP10【2023年終了時点】

順位	選手名	所属球団	長打率	達成年
1	W.バレンティン	東京ヤクルトスワローズ	.779	2013年
2	R.バース	阪神タイガース	.777	1986年
3	落合博満	ロッテオリオンズ	.763	1985年
4	王貞治	読売ジャイアンツ	.761	1974年
5	A.カブレラ	西武ライオンズ	.756	2002年
6	王貞治	読売ジャイアンツ	.755	1973年
7	落合博満	ロッテオリオンズ	.746	1986年
8	小鶴誠	松竹ロビンス	.729	1950年
9	王貞治	読売ジャイアンツ	.725	1976年
10	王貞治	読売ジャイアンツ	.723	1967年

 

こちらは、長打率のシーズン記録をランキングにしたものです。

 

トップは、記憶に新しいバレンティン選手。

 

2013年に年間本塁打記録を塗り替えたバレンティン選手ですが、それと同時に年間長打率の記録も塗り替えていました。

 

シーズン本塁打数が60本を超えていたため、長打率がこのような数字になるのもうなづけますね。

 

控えめにいって、いい意味で頭おかしいですよ笑笑

 

また、この順位はバックスクリーン三連発で有名なバースさんや世界の王さんを超えての数字なので、とてもすごい記録だと言うことがひしひしと伝わりますね。

 

果たして、誰がこの記録を抜くのか。

 

今後、新たな記録が生まれるのことを楽しみにしながら、プロ野球をみていきたいなと思います。

 

それでは、この辺りでまとめに入ります。

 

【野球指標】長打率とは?計算方法や目安、歴代ランキングも紹介!!：まとめ

 

それでは、今回の記事の重要POINTを改めてまとめていきます。

 

 

長打率と聞くと、「本塁打を打つ確率のこと」と思いがちですが、それは大きな間違いです。

 

実際は、「打者がどれくらい多くの塁打数を稼げるか」を数値にしたもので、よく誤解されやすい指標です。

 

しかし、一度覚えてしまえば野球観戦をする上で非常に役立つ指標ですし、セイバーメトリクスの1つであるOPSの計算にも役立ちます。

 

 

ぜひ、本記事で学んだことを活かして、野球観戦に役立ててみてください。

 

それでは、今回の記事はここまでにしたいと思います。

 

楽しい野球観戦ライフをお送りください。