ブログ総閲覧数200万超&Twitterフォロワー数4000人超の野球ブロガー。草野球歴も10年程あります。
過去に、野球において自分自身が経験したことや失敗したこと、初心者の方に知っておいてほしい情報を多くの人に伝えたく、当サイト(プロ野球観戦の巣)を立ち上げ。
当サイト(プロ野球観戦の巣)を通じて、野球の面白さや楽しさを伝えるべく、本日もブログやSNSで情報発信しています。
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こんにちは、ヒロトニンです。
この時期になると選手の去就の話しで盛り上がりますが、今回の記事もその話題で持ちきりになりそうです。
先日読売ジャイアンツがセ・リーグを優勝して歓喜に浸りましたが、その傍ら長年ジャイアンツを支えてきた阿部慎之助選手の引退を発表しました。
【悲報】巨人阿部、引退 #giants https://t.co/AKBpbKvOQ2 pic.twitter.com/6vQcTy3Wjj
— HISAKI/毎日やきう速報 (@dailybaseball01) September 23, 2019
近年ケガなどがあり、思うように動けなかった印象が強いので、いい引き際ではあったのかもしれません。
しかし、野球選手が現役引退するというニュースを見ると、悲しい気持ちにもなりますね。
そこで、本記事では阿部慎之助選手について書いていこうと思います。
阿部選手は入団してから19年間巨人一筋でプロ野球界を盛り上げてきました。
また、キャッチャーという激務なポジションでありながらも、広角に長打を打て、チャンスにもめっぽう強いバッターであったので、打てるキャッチャーとして、その地位を確立してきました。
ちなみにキャッチャーというポジションがなぜ激務なのかというと、キャッチャーは自分も含め9人の選手が内外野を守っているわけですが、その中の司令塔であるからです。
キャッチャーはピッチャーにサインを送っているだけだと思われがちですが、それだけではなく、内野の選手にも外野の選手にも守備位置のサインを送っています。
またチームにもよりますが、監督やヘッドコーチのサインをキャッチャーに送って、ピッチャーに配球を指示するといった。仲介役を担うこともあります。
そんな中、ピッチャーが打たれたら新聞やニュース報道で「キャッチャーのリードが悪い」といったような感じでたたかれるわけですから、とても大変なポジションになります。
捕手はそういった過酷なポジションなわけですが、阿部選手は入団してから18年間二桁本塁打を達成したり、2010年は44本塁打を打っています。
また2012年には首位打者、打点王、最高出塁のタイトルも受賞しています。
私は阪神ファンなので、阪神目線で阿部選手の活躍ぶりを見ていましたが、この年の阿部選手は、「どこにボールを投げてもホームランにしてしまう」といった恐怖がありました。
そんな阪神ファンに恐怖の種を植え続けていた阿部選手ですが、近年はなかなか出場機会が恵まれませんでした。
今季もスタメンではなく、代打で出場する試合が多かったのです。
正直なところ、私は「まだまだやれるのではないか」という印象が強いです。
しかし、これまで多くの引退する選手を見てきましたが、阿部選手のように「まだいける」とファンに思わせたうえで引退する形のほうが、もしかしたら一番いい身の引き方かなと思ったりする今日この頃です。
ここでは、私が他ファン目線で、巨人阿部選手の引退するきっかけとなったものを考えていこうと思います。
今回引退することになった要因は様々あると思いますが、私が思いついた阿部選手の引退要因は全部で3つあります。
・年齢による成績の下降
・長年キャッチャーを勤め続けたことによる膝のケガ
・巨人5年ぶりのV達成
それでは見ていきましょう。
どんなに活躍しているプロ野球選手でも、年齢による衰えは避けては通れないように思えます。
最近のプロ野球は選手寿命が延びて、元中日の山本昌選手は50歳まで現役としてプレーしていました。
山本昌選手はちょっとレアなパターンではありますが、40を過ぎてからもバリバリ活躍している選手は多くいます。
ですがやはり40を過ぎると今まで蓄積されてきた疲労などが身体に出てくることが多くあると思います。
また年齢を重ねたことでよくあるのが、視力の低下です。
プロ野球選手は、140㌔を超えるスピードボールを日常的に見るわけなので、視力の低下は選手生命を縮めることになります。
ここ最近の阿部選手を見ていると、やはりスピードボールがなかなかとらえられていない感じだったように思えるので、加齢による視力の低下で成績が下がり、引退を決断したのかもしれません。
さっきキャッチャーは激務なポジションであることを言いましたがその影響があって今回引退に至ったのかもしれません。
巨人の阿部選手はだいぶ前から膝のけがに悩まされることが多くありました。
その膝のけがはキャッチャーをしていた時のハーフバウンドの処理やクロスプレイなどのような、激しいプレイから経たものであると私は思います。
また膝は、プロ野球選手のみならずどんなスポーツでも軸になる部分であるので、自分の思い通りのプレーが出来なくなったことが今回の決断をさせたのかもしれません。
今季のセ・リーグは、5年ぶりに巨人がリーグ制覇をしました。
実は巨人が優勝に5年間遠ざかっていた時期と阿部選手がなかなかスタメンに出られない時期がほぼ重なっています。
これはつまりどういうことかというと、阿部選手の成績が下降しキャッチャーというポジションを固定できなかったことが、巨人の5年間優勝できなかった一つの要因でもあります。
このことについて責任感の強い阿部選手は、とても思い悩んでいたと思います。
しかし今回5年ぶり優勝を達成したことで、「自分がいなくても巨人は優勝できる」と思ったかもしれません。
一見ネガティブな言葉に聞こえるかもしれませんが、長年キャッチャーとしてチームを引っ張り、成績が振るわなくなったと同時に、チームも優勝できなくなったという経緯を考えると阿部選手自身肩の荷が下りて、心おきなく引退できたのかもしれません。
それでは注目の引退後の進路ですが、日刊スポーツにこんな記事が掲載されていました。
巨人阿部が今季限りで現役引退、今後は指導者の道へ
この記事によると指導者の道を選ぶという感じの記事ですね。
確かに阿部選手は長年原監督の下でプレーしているので引退して、来季からコーチとして入閣するというプランが濃厚なのかなと思います。
ちなみにそれ以外の進路だと、解説者もいいかもしれませんね。
特に阿部選手ほどのネームバリューがあれば、巨人の試合だけではなく、日本シリーズやオールスターの試合でのスペシャルゲストみたいな感じで呼ばれるかもしれませんね。
本人はこの記事に書いてある通り、指導者やフロント、現場の勉強をどんどんしていきたいという感じで、意欲的なコメントを残されているので、いずれにせよ第二の人生に幸あること間違いないと思います。
ここまで巨人阿部慎之助選手について記事を書いてきましたが、いかがでしたか。
先日甲子園で阪神vs巨人戦が行われて9回にこんなシーンがありました。
甲子園でのプレーが最後となる阿部選手が藤川選手と真っ向勝負で対戦しました。
結果は阿部選手の空振り三振でしたが、打席を降りる際に両者が礼をしました。
このシーンを見てジーンときたのは私だけではなかったと思います。
これまで阿部選手にはコテンパンにやられ、阪神ファンからしたら嫌なバッターだなという印象しかありませんでしたが、この姿を見ると「ほんと偉大な選手だったな」という気持ちになり、心から拍手を送りました。
いわゆる「敵ながらあっぱれ」というやつですね。
本日はここまでにしたいと思います。ありがとうございました。
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