
・プロ野球でよく聞く優勝マジックの意味を知りたい。
・プロ野球でよく聞く優勝マジックの計算方式を教えて欲しいな。
・なぜ、優勝マジックと言われるようになったの!?
今回の記事では、このような疑問に答えていきます。
本記事を読むことで、下記のようなことがわかります。
・【プロ野球】優勝マジックの意味や語源
・【プロ野球】優勝マジックの計算方法
・【プロ野球】優勝マジックの実例
記事の本筋に入る前に信頼性を担保すると、この記事を書いている私はプロ野球観戦歴13年で、毎年ひいきチームの試合を中心に全試合視聴しています。
また、当サイト(プロ野球観戦の巣)を通して野球情報を発信しており、総記事数も100を超えているので、信頼性はあるはず。
そこで、今回の記事ではプロ野球でよく聞く優勝マジックの意味や計算方式について解説しつつ、記事の後半では実際の例や面白ネタについても紹介していきます。
それでは、最後までお付き合いください。
===追記(2020年5月10日)===
・本記事をリライトしました。
【プロ野球】優勝マジックの意味や語源とは!?【計算方法も解説】

マジックの語源は日本とアメリカで少し違うようで、日本ではビンゴからきているようです。
ビンゴを達成する一歩手前の状態である「リーチ」状態の時にビンゴを達成する最小の数をマジックナンバーと呼ぶことを語源としているそうです。
反対に、アメリカ合衆国では数字がついたり消えたりするさまを、まるでマジックで書いたかのようだということから、マジックと呼ばれるようになったといわれています。
同じ野球でも国が違えばこうして語源が全く違うので、もっと深く調べて比較してみても面白いかもしれませんね。
それでは、野球でよく使われるマジックとはどのような意味を表すのでしょうか。ここで使われるマジックとは簡単に言うと「優勝までのカウントダウン」と呼べばわかりやすいかもしれません。
ちなみにこのカウントダウンの数字を減らすためにはマジック点灯チームが試合に勝てばマジックを減らすことができます。
もっと詳しく言えば、マジック対象チームといわれるチームが負ければマジックナンバーは1つ減り、なおかつマジック点灯チームが勝てばもう1つ減らせるので、合計2つマジックナンバーを減らすことができます。
また、マジックを点灯させるには条件があり、「自力優勝が他チームにはない」「他チームは勝率で上回らない」という2つを満たしていないとマジックは点灯しません。
なので、過去の事例として2006年のパ・リーグで首位以外のチームは自力優勝の可能性はないのに、マジックが点灯しないという珍しいことが起こりました。
これは、もう一つの条件である「他チームは勝率で上回らない」という条件を満たしていなかったので、点灯しなかったということになります。
少し簡単に説明しすぎたところもありますが、例外もたくさんありますので興味がある方はググってみるのもいいかもしれませんね。
結論としてまとめてみると、マジックについてはこの二つがポイントとして挙げられますね。
・語源は日本とアメリカで違っていて、日本はどうもビンゴゲームからきている
・プロ野球では「優勝までのカウントダウン」という意味合いで使われる。
【プロ野球】優勝マジックの計算方法とは!?
結論から言うと、公式は下記の通り。
・マジックナンバー(M)」=「残りの試合数」-マジック対象チームとの残り試合数(=Sとする)
(ただし、マジック対象チームとのゲーム差>S)
わかりにくいと思うので、実際の例に当てはめて計算してみますね。
まず、下記を前提条件として解説していきます。
・Aチームの残り試合数が30試合
・マジック対象チーム(Bチーム)との試合数が残り2試合
・AチームとBチームのゲーム差は4
そして、翌日の試合でAチームが勝利し、BチームがCチームに敗戦したとします。
そうすると、下記のような状況になります。
・Aチームの残り試合数は29試合
・AチームとBチームのゲーム差は5
・AチームとBチームの残り試合は2試合
このときのAチームのマジックナンバーを算出すると、下記の通り。
29(Aチームの残り試合数)-2(Bチームとの直接対決数)=27(マジックナンバー)(5>2)
上記のような形でマジックナンバーは算出されます。
少し計算は複雑ではありますが、上記のように噛み砕いていけば至ってシンプルであることがわかりますね。
【プロ野球】優勝マジックについて復習(セ・リーグ2019を例に )
それではここでさきほど学んだことを復習してみましょう。
私の過去の話になるんですけど、高校受験と大学受験とずっと勉強してきて復習の大切さを身に染みて体感しています。
この記事を読んでいるあなたも学校で勉強したことをそのまま受けっぱなしにしてたことはありませんか。
人間は勉強したことを何回かに分けて復習しないと忘れてしまうという科学的な根拠もあるので、復習はとても大切になってきます。
すいません、話はそれましたがちょっと優勝マジックについて説明して文字だけだとわかりにくいと思うので、今のセ・リーグの順位表を例に説明したいと思います。
ここでいうマジック点灯チームは巨人でマジック対象チームはDeNAになります。
この二球団の向こう3日間の対戦カードを見てみると、
・本日は中日ー巨人、DeNAー広島(9/18)
・明日は中日ー巨人、DeNAなし(9/19)
・明後日はDeNA―巨人(9/20)
ということで最短での優勝はいつになると思いますか。
巨人が最短で優勝するためには巨人が勝ち続けてなおかつDeNAが負け続けたら最短で優勝できると思いませんか。
ということは巨人の最短での優勝は明後日の20日になります。
このように実際に順位表を例にして解説してきましたが、視聴者にとってはルールさえ理解できれば、とても分かりやすい指標になると思います。
最近はクライマックスシリーズ進出を決定までのカウントダウンをあらわす「CSクリンチナンバー」という指標もできたのでプロ野球を楽しむうえでこのような部分もプラスαで理解するといいかもしれませんね。
【プロ野球】優勝マジックにまつわる面白ネタについて
実はこのマジックを利用した面白ネタが毎年関西地方で行われていますが、みなさんご存じですか。
写真をよく見てみたらわかると思いますが「143」という数字が目に入ると思います。
この数字は日本プロ野球の年間の試合数を表しているのと同時に阪神の優勝マジックナンバー(もちろん非公式)を表しています。
この企画は毎年ペナントレースが始まる前に行われていて、今年で17回目ということで恒例行事になっています。
これは、ほんと阪神ファンならではのユニークなイベントですよね。
最近は恒例化したということでネットニュースとかで見ることが多くなり全国的にも認知されるようになったと思います。
プロ野球の優勝チームを決定づけるカウントダウンとして使われるマジックナンバーがこうして阪神ファンによって面白おかしくつかわれているということで、関西の人たちのユニークさに驚かされました。
また私としてはこのマジックを早く0にできるように選手一同頑張ってほしいと思っています。
【プロ野球】優勝マジックの意味とは!?:まとめ
ここまで優勝マジックについて解説してきましたが、いかがでしたか。
今回の記事でなんとなくわかったという方が多ければうれしいですが、なかなかわからなかったよという方は、Wikipediaに詳しく書かれているので、今回の記事に+aで参考にしてみるのもおすすめです。
また最後に紹介した面白ネタですが、記録という面でもマジックはいろいろとあると思うので是非調べてみてください。
今回はここまでにしたいと思います。
ありがとうございました。
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